ある運動会練習の1コマから、大人の役割:について考える

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ある運動会練習の1コマから、大人の役割:について考える

ある運動会練習の1コマから、大人の役割:について考える

2023/10/26

先日、保育園での運動会の練習を見学していると、興味深い一幕に遭遇しました。

5歳児の子どもが跳び箱に挑戦する場面で、失敗をしてしまいました。その瞬間、担任の先生は「もう1回飛びなさい」と再挑戦を促す声をかけました。対照的に、園長は「子どもがかわいそうだからやめて」との意見を示しました。

私は、この一場面から、私は大人の子育ての役割と子どもの意志について深く考えることとなりました。

担任の先生の考えは、子どもに失敗を恐れずに再挑戦することの大切さを教えるものであり、その背景には子どもの自立や自己成長を促す思いがあると感じました。一方、園長の配慮は、子どもの心の痛みを和らげ、過度なプレッシャーを与えないためのものであると解釈しました。

どちらの意見も、子どもの成長と心のケアを考慮してのものであり、一概にどちらが正しいとは言えません。

 

しかし、この場面で私が最も大切だと感じたのは、「跳び箱を飛ぶかどうかは、最終的に子どもが決めるべきだ」という考えです。

子どもの自己意識や自己効力感は、自らの選択や経験を通じて形成されると、脳科学や心理学の研究からも示されています。

大人としての役割は、子どもの意志を尊重し、その選択をサポートすることであると考えます。

まとめ

子育てや教育の現場において、大人の役割は非常に重要です。その中心には常に子どもの意志や感情があるべきです。子どもの意志を尊重することは、彼らの自己意識や自律心を育む上で欠かせない要素となります。

 

また、保育の現場における意思疎通は、子どもたちに安定した環境を提供するためにも必要です。大人同士の意見や考えが一貫していることで、子どもたちは安心感を持ち、その中で自らを表現し、成長することができます。

このエピソードを通じて、「どちらが正しい」という二元的な考え方よりも、「どのように子どもの成長をサポートするか」という視点でのアプローチが、子どもたちの自律や自己成長に繋がるのではないかと感じました。

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子どものミカタ

代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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