教えることより、もっと大切なこと|オンライン子育てコーチング
2023/06/02
教えて〜先生。おもちゃで遊ぶ前に必ずやっている謎の儀式
「今日は、ブロックで遊びましょう」と先生が、ブロックの箱を持ってきてくれました。
1歳児の子どもたちが「ブロックで遊ぼう」とすると、先生が
「まだまだ、まだダメ」
「I 2 3..9 10 もういいかい もういいよ」
「はい。遊んでいいよ」と。
儀式化されたやりとりの理由
子おもちゃで遊ぶ前に必ずやっている儀式化されたやりとりをしている理由を私なりに考えてみました。
*考察はあくまで推測です。
疑問1:「子どもに時間の概念や待つことを教えるため?」
しかし、1歳児には時間の概念を理解するのは難しいので、その目的ではなさそうですね。
疑問2:「遊ぶ前には先生の指示に従う必要があり、指示が終わった後に遊ぶことが許されるというルールを守ることを教えるため?」
これは、子どもにルールや順序を理解し、待つことや他人の指示に従うことの重要性を学ばせるためのアプローチです。
このような指示に従う練習を通じて、子どもは自己制御や待機能力を少しずつ発達させる目的なのかもしれません。
確かに、指示に従うことや順序を守ることは、集団活動では必要なルールですし、協調性を養うことにもなります
しかし、1歳児にはそれよりもっと重要なことがあります。
1歳児にとって最も重要なこと
1歳児にとって最も重要なことは、自立心や好奇心を育むことです。
指示に従うことや順序を守ることは社会的なルールや協調性の一部ではありますが、それよりも自分の力で物事をやり遂げる喜びや新しいことを学ぶ楽しさを知ることが大切です。
1歳児を育てる上で重要なポイント | ・子どもの良いところを認め、褒めてあげる ・子どもが自分でできることを任せ、成功体験を積ませる ・子どもの話をよく聞き、理解する ・子どもの気持ちに寄り添い、サポートする ・子どもの個性を尊重する |
---|
このような経験を通じて、自信を持って物事に取り組むことができ、自己肯定感が育まれるからです。
自己肯定感とは、自分自身を好きであり、大切に思うことです。
自己肯定感が高い子どもは他人に対しても優しく、思いやりのある人になるでしょう。
急速に成長し、学ぶ1歳児
1歳児は急速に成長し、学んでいます。
この時期に彼らが学ぶ最も重要なことの1つは、“自分の感情”を管理することです。
幼児期は感情の発達が急速に進む時期であり、喜びや悲しみ、怒り、恐怖などさまざまな感情を経験します。
子どもが感情を自由に表現できる環境を提供し、感情を適切に理解することは、彼らの感情の発達と健全な成長に寄与します。
感情に対して否定的な反応をせず、子どもの感情を尊重し、共感することが大切です。
・泣いている場合には、ただ泣かせるのではなく、子どもの感情に共感し、寄り添ってあげましょう。
・怒っている場合には、子どもの怒りを否定せず、その感情を受け止めて理解しようとする姿勢が大切です。
「子どもが感情を表現していること認めてあげましょう」。
その結果として、子どもは自分自身や他人の感情を理解し、健康的な感情の管理ができるように成長していきます。
まとめ
1歳児は自分の周りの世界をどんどん吸収しようとしています。
そのため、様々な体験や経験をさせてあげることが重要です。
子どもが自分の力で物事をやり遂げると、達成感や自信を得ることができます。
また、新しいことを学ぶことで世界に対する興味や関心が広がります。
自立心や好奇心は、子どもが豊かな人生を送るために、必要不可欠な質の高い心の栄養です。
----------------------------------------------------------------------
子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133
教育方針のお悩みはオンラインで
----------------------------------------------------------------------
幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
子育てのストレスを科学的に理解するマンガを制作中!