「保育士が明かす!コミュニケーションで大切な意外なものとは?」|オンライン子育てコーチング
2023/05/15
「あなたは、コミュニケーションをする上で、何が大切だと思いますか?」
私がコミュニケーションをする上で大切にしていることは、“相手に合わせる”と言うことです。
今回は、相手に合わせたアプローチの方法やポイントについてお話しします。
アプローチ方法を知りたい方の参考になれば幸いです。
ノウハウを知るよりも大事なこと
子どものミカタがご提供しているグループレッスンの場で、必ずと言って「質問は、どのように考えているの?」というご質問を受けます。
多くのセールスでは、ノウハウを知れば誰でもできるようになるというセリフが出ます。
確かに、ノウハウを知ることは重要ですし、それによって実力も向上します。
しかし、ノウハウだけで上手くなるわけではありません。
それどころか、自分が持っている強みを封印することになるかもしれません。
重要なことは「楽しむ」ことです。
楽しいからこそ何度も繰り返して行うことができ、それによって自然と上達していくのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉通りです。
相手に質問する際には、「相手がどうなることが、自分は楽しいと感じるのか?」、
「そのために、自分はどんなことができるのか?」と考えることが大切です。
そうすることで、自然に質問が出てきます。そして、結果的に、いい質問が生まれるのです。
しかし、「いい質問をしたい」「上手な質問をしたい」と思っていると、
質問することがますます難しくなってしまうかもしれません。
私は「いい質問」をすることよりも、相手を不快にさせないことを意識しています。
なぜなら、人それぞれ、感じ方は異なるため、同じ言葉でも、受け取る相手によって快く思ったり不快に思ったりすることがあるからです。
また、相手のその日の状況や体調によっても、感じ方が変わってくることもあります。
コミニケーションで大切なことは、全て子どもたちが教えてくれました。
私は、保育の現場で25年間、小さな年齢の子どもたちとも関わってきましたが、特に、赤ちゃんや1歳児などは、子どもたちにうまくアプローチする方法は、全員が同じではありません。
また同じ子どもでも、昨日はうまくいった方法が、今日はうまくいくとは限りません。
その時に大切なことは、上手くいった方法で貫こうしないことです。
上手くいかないことに気付いたら、すぐに切り替えて、違う方法を試してみることが大切です。
こうした繰り返しや調整が、コミュニケーションの鍵となるんだと言うことを私は、現場で子ども達に教えてもらいました。
コミュニケーションは、必ず、発信する側と受け手側とに分かれ、その双方向のやり取りがあって成立します。
受け手側は、相手が受け取りやすいように、自分の表現方法を変えたり、相手の反応を見て質問の方向性を調整したりすることが大切になってきます。
相手を理解するためには、相手の立場や状況を考慮することが重要です。
そのため、質問をする前に、相手の立場や背景、知識や経験を想像し、その人にとって有益な質問かどうかを考えることは大切です。
そのことを一言で表現すると、私は「在り方」と言う言葉を使っています。
ぜひ質問をするときには、相手に向かう気持ちの在り方が大切だということを忘れないでくださいね。
完璧な質問をする必要はありません。
相手を理解したいと言うあなたの「在り方」で質問をしかことが、結果、自分自身や相手の理解を深め、新たな知識や視点を得ることができるいい質問だと私は考えます。
相手に合わせたコミュニケーションをする上で、大切なこと | メリット |
---|---|
相手の立場や感情に共感すること | 相手の状況や気持ちを理解する、共感することで、相手の気持ちに寄り添うことができます。 |
相手の話に耳を傾けること | 相手が話す内容を理解し、理解するようにすることで、相手との信頼関係が築かれます。 |
相手のコミュニケーションスタイルに合わせること | 相手がコミュニケーションスタイルに合わせることで、相手とのコミュニケーションがスムーズに進みます。 |
相手が必要とする情報やサポートを提供すること | 相手が必要とする情報やサポートを提供することで、相手に対する価値を提供することができます。 |
自分自身の感情をコントロールすること | 相手に合わせたコミュニケーションを行うためには、自分自身の感情をコントロールすることが必要です。 |
《まとめ》
相手に合わせたコミュニケーションをする上で、大切なことは相手を理解しようとする姿勢です。
相手の立場や気持ちを考え、自分が理解しようとすることで、相手にも自分に対して同じように理解しようとする気持ちが生まれます。
また、相手に対して興味を持ち、話を聞き出すことも大切です。
相手が話したいことや興味を持っていることを聞き、自分もそれに関心を持ち、共感や共有することで相手との関係を深めることができます。
そして、相手の意見や感情を尊重し、受け止めることも大切です。
自分の思い込みや先入観に固執するのではなく、相手の意見や感情に耳を傾け、受け止めることで、よりよいコミュニケーションが生まれます。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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