乳幼児期に大切なこととは?

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0歳児が教えてくれた、子どもの未来を守るための育児法|オンライン子育てブログ

0歳児が教えてくれた、子どもの未来を守るための育児法|オンライン子育てブログ

2024/12/15

こんにちは、キャンディです!

25年間、保育現場に従事した経験を活かし、親子で『笑顔チャージ』できるヒントをお届けします。

 

子どもの行動にどう向き合うべきか迷ったり、イライラしてしまうことはありませんか?

そんな日々の悩みに、経験則ではなく科学的エビデンスに基づいた解決策をご紹介します。

 

今日のテーマは、「0歳児が教えてくれた、子どもの未来を守るための育児法です!

親子の笑顔を増やす具体的なヒントを一緒に見ていきましょう。では早速、始めます!


自分の人生を振り返って

 

先週、子どものミカタが主催しているグルコンで、下記のような問いかけをしてみました。

あなたの人生の生き方は、後悔しない人生と満足な人生、どちらの考え方に近いですか?」と。

あなただったら、どう答えるでしょうか?

 

私自身は、「人生に起きること全てを財産にする!」という信念を持っています。

でも、どうしても財産にできなかった経験がひとつあります。

それは、息子が精神的な病を患うきっかけを私が作ってしまったことです。

彼の青春の時間を、病と戦う時間にしてしまったことは、

私の人生で最も後悔していることです。

 

でも、息子はそのことに対して、一度も私を責めることはありませんでした。

そして病を克服した後も変わらず母を想い、優しい心を持ち続けてくれました。

その優しさは、本当にありがたいものでしたが、

同時に、愛する息子を苦しめるきっかけをつくった自分自身を許すことができない矛盾した感情は、

私の心を長い間締めつけ続けました。

 

この苦しみは、一生消えることがないと思っていましたが、

今はその苦しみから解放され、毎日を、丁寧に生きていることができています。

 

それは、「恩送りをする人生を生きる」という目標を見つけることができたからです。


両親とのエピソード

 

私の両親は、世界一の愛情を注いでくれた人たちでした。

私はその愛情に恩返しをしたいと、ずっと思っていました。

でも、どうしても恩返しができない自分が情けなく、父の前で涙を流したことがありました。

そのとき、父が言った一言が、私の人生を大きく変えたのです。

「親は、子どもがいくつになっても心配するものや。だから、心配かけてもええんやで!」と。

 

その言葉を聞いて、私は「恩返しをしなくてはいけない」という気持ちを手放すことができました。

その代わりに、両親にもらった愛情を未来の子どもたちに送り届ける、恩送りの人生を選ぶことにしたのです。


心の育ちを支えるために必要な脳の仕組み

 

ところで、あなたは、人生の土台をつくる大切な時期があるとしたら、

それはいつだと思いますか?

乳幼児期は、人生の土台をつくる大切な時期です。

 

この時期に必要なのは、目に見える成果ではなく、目には見えない「心の育ち」、

特に非認知能力をサポートすることです。

でも、心の成長はすぐに結果が出るものではありません。

そのため、多くの人が短期的な成果を求め、目に見える行動を「矯正」する方向に進みがちです。

 

私自身もかつてはそのように考えていました。

しかし、保育現場で0歳児たちが教えてくれました。

「叱らない」「教えない」「褒めない」という3つの「しない」を実践したとき、

子どもたちは自分で学び、成長する力を見せてくれました。


脳の仕組みと心の育ち

 

ここで脳科学の観点からお話ししましょう。

脳の構造を見ても、心の育ちは親の関わり方が大きく影響します。

具体的には、「扁桃体」と「前頭前野」の関係が鍵となります。

 扁桃体
感情を司る脳の部分で、ストレスや不安が高まると過剰に反応し、脳全体を感情的にさせます。
この状態では冷静な判断が難しくなり、感情に振り回されやすくなります。
  前頭前野
前頭前皮質は冷静に考えたり判断したりする脳の部分です。
安心感があると、この部分が活性化し、冷静で前向きな対応が可能になります。

親がイライラや不安を抱えていると、扁桃体が優位になり、

子どもと冷静に向き合うことが難しくなります。

 

しかし、安心感を作り出すことで前頭前野が活性化し、

親自身が心のゆとりを持つことが可能になるのです。

 

さらに、新しい記憶や習慣を定着させるには、脳内のシナプスの働きが重要です。

シナプスは神経細胞同士をつなぐ部分で、繰り返しの経験を通じて強化されます。

 

これを「シナプスの可塑性」と言います。新しい行動を繰り返すことで、

このシナプスが強化され、習慣として脳に定着します。


習慣化の科学的背景

 

ロンドン大学の研究では、新しい行動を完全に習慣化するには、

平均して66日が必要とされています。

 

特に複雑な行動や感情の変化を伴う場合は、

90日以上の取り組みが効果的であると指摘されています。

 

親が「3つのしない」を習慣化し、心のゆとりを持つためには、

シナプスの強化を意識した継続的な取り組みが大切です。


まとめ

親が心に余裕を持つことで、子どもたちの心の成長を支える環境が生まれます。

それは目に見える成果ではありませんが、子どもの未来を大きく左右する基盤となります。

 

もし、あなたが今、

「どうすればもっと穏やかに子どもと向き合えるのだろう?」

「子どもの未来を守るために、私にできることは何だろう?」

そう感じているなら、私はそのお手伝いができると信じています。

「親が変われば、子どもの未来が変わる」

私たちと一緒に、親子の幸せな未来を作りませんか?

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子どものミカタ

代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133


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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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