あなたは、泣くという行為にどれほど価値を感じていますか?|オンライン子育て相談
2024/05/20
v子育ての日常において、子どもが言うことを聞かない、長時間泣き続けるということはよくあります。
大人が時間に追われ、イライラしてつい子どもに大声を荒らげて怒ってしまったり、
子どもが欲しがるものを与えたりして、泣き止ませようとした経験は誰にでもあるでしょう。
しかし、それらの対応は短期的な解決にはなるかもしれませんが、長期的に見ると効果的な方法ではありません。
子どもが自立した大人へと成長するためには、どんな状況も乗り越える力を育まなくてはなりません。
子どもが言葉を話せない間は、まず子どもの感情を受け入れて「〇〇して欲しいの?」「〇〇だから悲しいのね」と代弁してあげましょう。
言葉を話せるようになってからは、子どもに自分の気持ちを言葉で語らせることが、子どもの語彙をふやし表現力を育む上でとても大事です。
これにより、子どもは自分を受け入れられていると感じ、安心して自分の気持ちを表現するようになります。
私が考える受け止める(受容)というのは、子どもの心の奥にある深い感情を含めた受容です。
その考えができた原点は、4歳のクラスの担任をしていたときのA君とのエピソードでした。
A君は一般的に「ヤンチャな男の子」と表現されるタイプの子どもでしたが、その行動の背後には寂しさが潜んでいました。
私は、A君の感情を受け入れ、一緒に遊ぶことでA君の問題行動が少なくなるのを見て、子どもの行動の一つ一つに深い意味があることを理解しました。
「あなたは、泣くという行為にどれほど価値を感じていますか?」
赤ちゃんは泣くことで自分の願いを大人に伝えます。
しかし、泣くことを否定されると、子どもは自分の感情を表現する方法を失ってしまいます。
泣くという行為を子どもの重要な表現手段と捉え、丁寧に受け入れることが大切です。
短期的な解決策(怒る、指示を出すなど)は一時的な問題を緩和しますが、長期的には悪影響を及ぼすことが多いです。
大事なことは、丁寧に一歩一歩積み重ねることです。
人間の本能は手っ取り早い解決を求めがちですが、長期的な視点で子どもの成長を支えることが、最終的に最短で最も確実な方法です。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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