親子のコミュニケーション|子育てで悩んだら・・・
2023/11/23
言葉の力とその影響
言葉は強力な道具です。私たちはしばしば、どのような言葉を使うべきかに重点を置きがちですが、その真の意味は受け取る側によって大きく異なります。同じ言葉が、ある人にとっては深い傷を与える一方で、別の人には何の影響も与えないかもしれません。特に子どもたちとのコミュニケーションでは、この事実は顕著になります。
子どもとのコミュニケーション
1歳児のお部屋でのエピソード
お昼寝の時間が終わり、おやつの時間になりました。保育園では、おやつの前にトイレに行き、おむつ替えや排泄をする時間を設けていました。ある日、男の子が泣いてトイレに入ってきました。彼がまだ眠かったことを察し、「まだ寝たかったんだね」と声をかけたところ、彼は気持ちが落ち着き、「先生〜あのね」と話し始めました。
公園でのエピソード
その日の後、私は公園で一組の親子を見かけました。3歳の子どもが何かを熱心に話しているのに、親はその言葉を軽く受け流していました。この瞬間、子どもの言葉を真摯に受け止めることの重要性が再び私に強く印象づけられました。
言葉の力
子どもたちにとって言葉は、自己表現の手段であり、世界を理解する鍵です。私たち大人が使う一つ一つの言葉が、子どもの心にどのような影響を与えるのか、その力は計り知れません。同じ言葉でも、子どもによって受け取り方は異なります。
子どもの権利と尊重
子どもの権利条約の第12条「子どもの意見を尊重すること」は、日常生活においてしばしば見落とされがちです。多くの場合、大人は子どもの意見や感情を過小評価する傾向にあります。家庭や教育現場では、大人の意見が優先され、子どもたちの声が十分に聞かれないことがあります。しかし、子どもが自分の意見を表明し、それが重要な決定に反映されることは、子どもたちの自己認識や自立の発達において非常に重要です。
世界子どもの日と未来への希望
子どもたちの未来は、私たち大人の手に委ねられています。子どもたちの声に耳を傾け、その声を尊重することが、彼らの健全な発達への鍵となります。子どもの意見を尊重する権利を実現する世界を目指すためにも、11月20日の世界子どもの日は、子どもたちの声に耳を傾け、子どもの意見を尊重できているかを振り返る日となることを願います。
日々の子どもとの一瞬一瞬の関わりが子どもの成長に大きく貢献できる自分でありたいと思います。
子どもたちの未来への投資は、彼らの健やかな成長と自立のための最良の方法です。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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