子どもの学習意欲を高める方法|オンライン子育て相談
2023/09/22
子どもの学習意欲を高めることは、多くの親の共通の願いではないでしょうか。世の中には、色々なアプローチ方法がありますが、心理学と脳科学の視点からアプローチすることが、子どもにとっても親にとっても、楽で効率的な方法だと考えています。ここでは、心理学と脳科学に基づいた具体的なアプローチを紹介します。
勘違いその1: 成績重視の勘違い
勉強や成績が全てであると思いがちですが、子どもの学習意欲を引き出すには、成績だけに焦点を当てるのではなく、学びの楽しさや興味を尊重することが重要です。成績だけを追求するアプローチは、子どもに過度なプレッシャーやストレスをかける原因になることがあります。
解決策: 心理学的に言えば、ポジティブな強化は行動を形成するための強力なツールです。子どもが学習に成功したときに、褒めたり報酬を与えることは、学習へのモチベーションを高めます。脳科学的に言えば、報酬を受け取ることで、脳内の快楽中枢が刺激され、学習行動が強化されます。学びの楽しさを体験することが重要です。
勘違いその2: 一般的な教育法への過信
ある教育法やカリキュラムばかりに意識が向いてしまいますが、子どもは個別のニーズや興味を持っており、一般的なアプローチが必ずしも最適とは限りません。子どもの個性や興味に合ったアプローチが主体的な学習につながります。
改善策: 心理学的には、関連性の高い学習内容は情熱をかきたてます。脳科学的には、関連性のある情報は脳にとって処理しやすく、記憶にも残りやすいと言われています。子どもの興味を考慮し、学習内容をカスタマイズしましょう。
勘違いその3: 過保護の勘違い
子どもを危険から守りたいあまり、過保護に育てることがある親がいます。しかし、適度なリスクや挑戦を経験することは、子どもの成長と自己信頼心の形成に必要です。過度な保護は子どもの自立心を妨げることがあります。
改善策: 心理学的には、適度な難易度のタスクを提供することが重要です。難すぎず、簡単すぎず、挑戦を通じて成長を実感できることがモチベーションにつながります。脳科学的には、新しい情報やスキルを学ぶことは、脳の新たな結合を形成し、成長を促進します。子どもが少しずつ成長していることを承認し、伝えることも必要です。
勘違いその4: 自己中心的な期待
親が子どもに対して自身の夢や期待を押し付けることがあります。子どもの選択や興味を尊重せず、自己中心的な期待を優先するアプローチは、子どもの自己発見と自己実現を妨げることがあります。
改善策: 心理学的には、子どもの感情を理解し、共感することが重要です。子どもが学習の過程でストレスを感じたり挫折したときにサポートを提供しましょう。脳科学的には、安心感と共感は脳内のストレスを軽減し、学習への妨げを減少させます。子どもが安心して学習に取り組むために、サポートが不可欠です。
子育て世代の勘違いは、子どもの成長や発達に対する理解が不足していたり、社会的圧力に影響を受けていたりすることが原因となることがあります。また、親が自身に完璧を求めることで、子どもに同様のプレッシャーをかけることがあります。
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子どものミカタ
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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