無理だと言っていた子どもを集中力の達人に変えた、一言の魔法とは?
2025/02/01
4歳の女の子が、おもちゃのコーンアイスを高く積み上げる遊びに挑戦していました。
すでに10個という最高記録を積み上げていましたが、それ以上は難しく、「もう無理!」という言葉が出始めていました。
担任の先生は、「こうすれば高く積めるよ!」と具体的な方法を教えたり、「そんなこと言ってるからできないんだよ!頑張りなさい!」と励ましていました。
私は彼女の姿を見て、こう声をかけました。
「もう少し、そっと置いてみたらどうかな?」
そのとき、担任の先生が言いました。
「丁寧にするっていうのは、Mちゃんの一番苦手なことやね。」
それを聞いて、私は思いました。
「だからこそ、なおさら、それをクリアできるように応援したい。」
それからは、
「惜しい!もう少しだったね。」
「何回も挑戦してすごいね。」
「自分で考えて詰めるようになってきたね。」
と、彼女の頑張りを認め、挑戦を楽しめるような声かけを続けました。
しばらくすると、Mちゃんの目つきが変わっていることに気付きました。
そこには、ただ遊んでいるだけではなく、何かに深く集中している姿がありました。
私は確信しました。
「これは、集中している証拠だ。」
彼女は何度も倒れたアイスを積み直し、ついに13個、そして14個を達成しました。
その姿に引き込まれた大人たちは、ただ無言で見守るだけになっていました。
その日、Mちゃんは「諦めずに挑戦する」ことの楽しさを知り、自分の力で成し遂げる成功体験を掴んだのです。
次回への予告
では、なぜこのようなアプローチが子どもの集中力を引き出し、挑戦する力を高めたのでしょうか?
次回のブログでは、脳科学の視点からこの出来事の仕組みを深掘りし、どのようにして子どもの力を引き出せるのかをお伝えします。どうぞお楽しみに!
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子どものミカタ
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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