「『わかった?』という言葉の危険性と、子どもの理解度を確認する方法」|オンライン子育て24時間
2023/09/08
お子さんに勉強を教える際、よく「わかった?」という言葉を使っていませんか? この簡潔な言葉には、実はいくつかのリスクが潜んでいます。今回は、そのリスクと子どもの理解度を確認する方法について詳しく説明します。
「わかった?」と聞くと、子どもはほとんどの場合、「うん、わかった」と答えたくなります。しかし、この回答だけからは、「子どもが、どの程度理解したか」が分かりません。子どもは「完全に理解した状態」でも、「なんとなくしか理解できなかった状態」でも、同じように「わかった」と答えることがあります。また、「『わからない』と答えたら怒られそう」という理由からも同じような返答が出ることがあります。
今回は、このような「わかった?」という一言が、教育のプロセスに潜む危険性を考えてみましょう。
子どもが「わかった」と答えることで、教える側は安心感を覚え、次の問題に進むことができます。しかし、教育の本来の目的は、「本当に理解してもらうこと」です。子どもが理解できていないまま進めることは、子どもにとって好ましくありません。
では、子どもの理解度を確認するには、どうすればいいでしょうか。
解決策はシンプルです。子どもに口頭で説明してもらうことで、理解しているかどうかを確認することができます。
例えば、算数の問題を解説した後に、類似の問題を解かせてみましょう。解答後に「どのように解いたかを口頭で説明してもらう」ことで、理解度を確認できます。また、式と答えが合っていても、口頭で説明した際につまったり、論理的でなかったりする場合があります。これは、子どもが「解法を暗記」しているだけで、本当の意味で理解していないということです。理解していない場合は、別のアプローチで教えたり詳細に説明するようにしましょう。そして、再び口頭で説明させ、論理的に説明できるようになっったのを確認してから、次の問題に進むようにしましょう。このようなステップを踏むことで、子どもがしっかりと理解しながら学んでいうことができます。
まとめ
「わかった?」という一言を使うと、子どもたちが本当に理解し、成長できているかを確認することができません。子どもの教育において、「わかった?」という言葉が、どれほどの影響を及ぼすかを理解し、より効果的な指導方法を取り入れることが大切です。
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子どものミカタ
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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