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たかが1分されど1分。子どもの成長に欠かせない大切な対話の時間|オンライン子育て相談

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たかが1分されど1分。子どもの成長に欠かせない大切な対話の時間|オンライン子育て相談

たかが1分されど1分。子どもの成長に欠かせない大切な対話の時間|オンライン子育て相談

2023/07/09

ほんとうは、子どもの想いを聞いてあげたいと思うけれど、「子どもの言うとおりにしてあげていると、わがままな子になる」「甘やかしていると大きくなったときに、親の言うことを聞かなくなる」「子どもの言いなりにしていると自分勝手な子になる」という理由で、3歳までの子どもの気持ちを尊重しないようにしているのであれば、それは大きな勘違いをしています。

もしも、自分で考えて行動できる子どもに育って欲しいと思うのであれば、「わがままな子になる」「自分勝手な子になる」と世間の人が言ったとしても、そんな意見に不安にならず、3歳までは、思いっきり甘やかしてあげてくださいね。

 

なぜなら、3歳までの乳児期は前頭前野という脳の領域がまだ成熟しておらず、感情や思考の制御能力が未熟です。そのため、感情の切り替えがまだまだ難しく、自己制御に困難を抱えている時期だからです。

 

3歳までの子どもに、大人の言うことを聞くことやルールを守ることを教えることは、階段を一段ずつ登るのではなく、上段まで飛んで行くようなものです。

 

ここに保育園での出来事をご紹介いたします。

1歳児の子どもが、私のところに絵本を読んでもらおうとしたとき、ちょうど先生が『トイレに行って、お茶を飲みましょうー』と言ったタイミングでした。

絵本を1冊読むのに、たかだか1分もかかりません。

わたしは、1回読んでからトイレに誘うつもりでいましたが、先生がわたしに『先生、もう終わりにしてください』と仰いました。

そこで、わたしは、子どもに『トイレに行ってお茶を飲んでから、絵本を見ようか』と子どもに声をかけていると、先生から『ほっといてください』と指示があり、その後、子どもは厳しく諭されてしまいました。

 

保育園は、集団で過ごしている場所なので、子どもが楽しんでいることや興味を持っていることを中断する必要がある場合があります。

そんな時ほど、大人のペースに子どもが合わせるのではなく、子どもの意思や気持ちを尊重し、共感の姿勢を持つことが重要だと私は考えます。

 

そして、乳児時期の3歳までの子どもとの対話は、子どもの気持ちに寄り添い、共感することがなりよりも重要です。

 

先ほどのエピソードの話では、絵本を1冊読むのにはたった1分かかるだけです。子どもに叱ったり諭したりしている間に、子どもが楽しんでいることや興味を持っている気持ちを受容することができます。そうすれば、子どもは、気持ちを切り替え、気持ちよくトイレに向かえたはずです。つまり、絵本を1冊読むのための1分が、子どもにとって貴重な体験と成長の機会だったということです。

 

大人が子どもの意見や感情を表現を尊重することは、自己表現やコミュニケーション能力の発達に寄与します。そして、子ども自身が考え、行動する機会を与えることは、思考力や問題解決能力の発達を促すことになります。

ぜひ、ご家庭では、そのことを意識して、子どもの気持ちを受け止め、共感し、子どもの成長をサポートしてあげてくださいね。

もしも、乳児期の接し方やコミュニケーションに不安があれば、無料カウンセリングでお尋ねくださいね。

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子どものミカタ

代表: 井阪 有希
〒596-0825
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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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