敏感期を利用して子育てをするとメリット満載!|オンライン子育てコーチング
2023/07/14
敏感期を知って子育てをするかしないかで、子どもの成長や親のストレスの度合いに大きな違いが生じます。
敏感期とは、特定のことに対して感受性が非常に高まる時期です。この時期には、その特定のことを苦労せずに吸収する能力があるとされています。乾いたスポンジのように吸収してしまう敏感期だからこそ、その特性は、子どもにとってはデメリットになり得るということも知っておいた方がいいでしょう。
敏感期には、運動、感覚、言語、秩序、小さいもの、数など、さまざまなものがあります。
本日は、「秩序の敏感期」に注意すべきことを、保育の現場での経験に基づいてお話しいたします。
生後6ヶ月から3歳くらいの秩序の敏感期は、恋をする過程に似ていると言われています。子どもは活動に恋をするのです。
この敏感期は、子どもの「当たり前」を形作ります。
特徴としては、順序や所有者、場所、習慣などが「いつもと同じ」ということが挙げられます。大人にとっては、この秩序の敏感期の姿勢は頑固だと勘違いされやすいですが、同時に大人がコントロールできることも知っておく必要があります。
子どもが安心感を得るためには、「いつもと同じことをする」だけでなく、それに意味を持たせることも重要です。
例えば、毎日決まった時間に寝る、同じ場所で寝る、ご飯を食べる前に手を洗う、ご飯の前に「あいさつ」をするなどの活動は、子どもの安心感を築きます。
逆に、寝る場所や座る場所が毎日変わったり、みんなで一斉にご飯を食べて、みんなが食べ終わるまで次の活動をしないことは、子どもの心の安心を考慮していないばかりか、論理的思考の発達を阻害してしまいます。
論理的思考(ロジカルシンキング)とは、物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。特に問題解決の場面で力を発揮します。
「大人が論理的思考を身に付けることには以下のメリットがあります。」
①問題解決能力の向上
:問題や課題を見つけて原因を分析し、解決策を考え実行する一連の流れです。自分の現状を分析し、問題の原因を把握することで、自身で解決策を考えることができます。
②相手の課題と自分の課題の分離ができる
:相手を変えることは難しいですが、子育てにおいては、大人自身が変わることで子どもの姿も変わります。
③コミュニケーション能力の向上
コミュニケーション能力は「聴く力」と「伝える力」から成り立ちます。
「聴く力」は相手の意見や考えを正確に理解する力であり、「伝える力」は自分の意見や考えを正確に理解してもらう力です。論理的思考力を鍛えることで、この両方の能力が向上する見込みがあります。
子育てにおいては、「聴く」よりも「伝える」ことに意識が向いている傾向がありますが、日常の親子の対話の中で子どもは十分に論理的思考を習得することが可能です。
「論理的思考力を鍛えるための4つの方法」 | |
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言葉を具体的にする | 子どもに対しては、具体的な言葉で伝えることが重要です。禁止や注意の声かけではなく、子どもがイメージしやすいように具体的に伝えましょう。 |
自分の思考の癖に気付く | 論理的思考を鍛えるためには、自身の思考の癖に気付くことも大切です。思考の癖を改善するためには、「クリティカル・シンキング(批判的思考)」という、自分の考えを批判的に見る思考法を習得することが有効です。 |
本質的な問いを押さえる | 論理的思考を養うためには、「本質的な問い」を押さえることも重要です。常に「具体的にどのような課題(問い)を解決するためのものなのか」を意識しましょう。 |
主張と根拠の骨格を作る | 問いに対する自分なりの主張や「〜だと思う」という答えに加えて、「なぜそう言えるのか?」という根拠も示す必要があります。この2つがしっかりと結びついていれば、説得力がぐんと増します。 |
子育てにおいては、大人が論理的思考を身につけることで、日常的に子どもの思考力を育むことができます。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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