「牛乳多めのコーヒー牛乳なら大丈夫?」—— 1歳児の体に起こる意外な影響
2025/03/16
こんにちは!
子どものミカタ | ラク育メソッドのキャンディです。
「知ることで、できることが増える!」
25年保育現場にいると、
ちょっとした工夫や視点の変化で、子どもが自らグングン育つことを目の当たりにします。
育児には正解はない!とよく言われますが、私は、そのときにできる最善方法は、ある。と思っています。
今回は、保育現場でのエピソードを紹介します。
牛乳多めのコーヒー牛乳なら大丈夫?」—— 1歳児の体に起こる意外な影響
「うちの子、最近昼寝が短くなった気がする…」
「子どもが欲しがるから、つい少しだけ…」
そんな何気ない日常の中で、知らず知らずのうちに子どもの睡眠や健康に影響を与えていること があるかもしれません。
今回は、保育園で実際にあったエピソードをもとに、「1歳児とコーヒー牛乳の意外な関係」 についてお話しします。
保育園で起きた出来事——いつもと違う昼寝の時間
普段は 2時間〜2時間半ほどぐっすりお昼寝 をするかずとくん(仮名)。
でも、ある日のお昼寝は たったの20分で目を覚ましてしまった のです。
「今日はどうしたのかな?」と保育士同士で話していたところ、朝の食事記録に「コーヒー2杯」 と書かれていました。
「どんなコーヒーを飲んでいるんだろう?」と気になり、お迎えの際にお母さんに尋ねてみると——
「牛乳多めの大人が飲むコーヒーです。でも、かずとが欲しがるから…」
「牛乳が多いから、そこまで影響はないと思っていました…」
そう話すお母さんでしたが、実は、1歳児の体には 想像以上の影響 があるのです。
1歳児にとってのカフェインの影響
カフェインは大人にとっては 「目を覚ます効果」 があることで知られていますが、子どもにとっては もっと強い影響 を与えます。
例えば——
☑ 眠りが浅くなり、昼寝が短くなる
☑ 夜の寝つきが悪くなる
☑ 落ち着きがなくなる、興奮しやすくなる
☑ お腹を壊しやすくなる(下痢・腹痛)
特に1歳児は、カフェインを分解する力が未発達。
そのため、大人の何倍もの時間、体内にカフェインが残る と言われています(Nawrot et al., 2003)。
つまり——
☕ 朝に飲んだコーヒー牛乳の影響が、昼寝や夜の睡眠時間まで続いてしまうことがあるのです。
「子どもが欲しがるから…」の落とし穴
子どもが「欲しい!」と言うと、つい少しだけなら…とあげてしまいたくなる 気持ち、よくわかります。
でも、ここで考えたいのは——
「欲しがる=子どもにとって安全」ではない ということ。
例えば…
🍭 お菓子も食べたがるけれど、食べすぎはよくない。
🧸 おもちゃも欲しがるけれど、なんでも買い与えるのは違う。
それと同じように、「大人が普通に飲んでいるもの」には、子どもの体に合わない成分が含まれている ことがあります。
「牛乳多めだから大丈夫」と思っても、カフェインは完全には消えず、影響は十分に残る ため、安全とは言い切れません。
じゃあ、何を飲ませたらいいの?
「コーヒー牛乳をやめるのはいいけど、代わりに何を飲ませたらいいの?」
そんなときは、以下のような飲み物 がおすすめです。
✅ 麦茶(ノンカフェインで、夏場の水分補給にも◎)
✅ ルイボスティー(ミネラル豊富で体に優しい)
✅ 白湯(胃腸への負担が少なく、体を優しく温める)
子どもが「飲みたい!」と言ったときに、カフェインを含まない選択肢を用意しておく と安心ですね。
なぜカフェインがこんなに影響を与えるの?(科学的根拠)
🔹 ① カフェインの代謝が遅い
1歳児の体は カフェインを分解する酵素が未発達 なため、
大人なら2〜4時間で排出されるカフェインが 10時間以上残る ことも(Temple, 2009)。
🔹 ② 中枢神経を過剰に刺激する
カフェインは 脳の興奮を引き起こす 作用があり、
子どもはその影響を 大人よりも強く受けやすい(Juliano et al., 2004)。
🔹 ③ 睡眠の質を低下させる
カフェインは メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑える ため、
子どもが寝つきにくくなり、睡眠時間が短くなる(Drake et al., 2013)。
知ることで、もっと子どもに合った選択を
今回のエピソードは、決して「コーヒー牛乳を飲ませたお母さんが悪い」 という話ではありません。
「知らなかっただけ」。
それだけのことなんです。
でも、知ることで——
✅ 子どものために、もっと良い選択ができる。
✅ ちょっとした工夫で、子どもの睡眠や体調を守れる。
「大人にとって普通のものでも、子どもには大きな影響がある」
この視点を持っているだけで、子どもの体に負担をかけない選択ができる ようになります。
もし、最近 「お昼寝が短くなった」「夜の寝つきが悪い」「落ち着かない」 と感じることがあれば、
「食べ物や飲み物の影響?」と考えてみるのもひとつのヒント になるかもしれません。
まとめ
✔ 1歳児にとって、カフェインの影響は想像以上に大きい!
✔ 「牛乳多めのコーヒー牛乳」でも、睡眠や体調に影響する可能性あり。
✔ 「欲しがる=安全ではない」ことを意識しよう。
✔ 子どもに安心なノンカフェイン飲料を用意すると◎
「知ることで、できることが増える!」
ちょっとした知識が、子どもの成長をより健やかに導いてくれます。
あなたのお子さんの飲み物、大丈夫ですか?
もし「うちの子にも当てはまるかも?」と思ったら、
今日からちょっと気にしてみるといいかもしれません。
あなたのお子さんの元気な成長を応援しています!
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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大阪府岸和田市土生町
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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