保育現場で見つけた、甘え上手な子どもの意外な共通点
2025/02/17
はじめに
甘え上手は“成長のエネルギー”
もし、あなたが、こんな大人になってほしいな!」と思うなら…
• 自分の気持ちを素直に伝えられる人
• 困ったときに「助けて」と言える人
• 感謝の気持ちをしっかり表現できる人
そんな大人に育ってほしいと願うなら、
子どもが甘えてくるときに、存分に受け止めてあげることが大切です。
実は、甘える経験をたくさんした子は、
**「お願いする力」「人とつながる力」「感謝を伝える力」**を自然と身につけていきます。
最後まで読んでいただけると、きっとこう思えるはずです。
「自信をもって、甘えさせてあげよう!」 と。
甘え上手な子どもの意外な共通点
① 甘え上手 = お願い上手
甘え上手な子は、ただ「手伝って!」と言うだけではなく、相手に気持ちよくお願いする力を自然と持っています。
【エピソード1】
ある日、Aくん(5歳)が私のところに駆け寄ってきました。
Aくん:「先生、お願いがあるねんけど。」
私:「なに?どうしたん?」
Aくん:「これ、やりたいねんけど。難しくて、でけへんねん。先生、やってくれる?」
私:その言い方があまりにも素直で可愛くて、思わず「もちろん!いいよ!」と即答してしまいました。
Aくんは、ただ「できない」と言うのではなく、「やりたい気持ち」と「困っている気持ち」をきちんと伝えることができたのです。
だからこそ、こちらも自然と「助けてあげたい!」と思えるんですよね。
② 相手の懐にスッと入る力
甘え上手な子は、距離感を気にせず、自然体で人との関係を築くのが得意です。
特別なテクニックがあるわけではなく、「素直な気持ち」をそのまま表現することが相手の心に響くんです。
【エピソード2】
保育園では、夕方6時になるとおやつの時間がやってきます。
ある日、Bちゃん(4歳)がふと私のところにやってきて、
Bちゃん:「先生、なんか、お腹が空いてきた。」
私:「もうすぐ6時だもんね。おやつ、食べようかー。」
Bちゃん:「うん!やったー‼︎」(飛び上がって喜ぶ姿がとても可愛い)
「手を洗ってくるねー!」 と元気よく走っていきました。
そして、Bちゃんがおやつを食べながら、
「うん、めっちゃ美味しい!これ大好きやねん!」 と、
満面の笑みで伝えてくれたその瞬間、こちらまで気持ちが温かくなりました。
ただ「お腹が空いた」と伝えるだけでなく、素直な喜びを全身で表現し、感謝の気持ちも自然に伝えられる力。
これが、甘え上手な子どもの大きな魅力なのです。
③ 名前を添えて感謝を伝える
実は、甘え上手な子どもたちにはもう一つの共通点があります。
それは、お礼を言うときに必ず相手の名前を添えること。
【エピソード3】
Cくん(4歳)は、おもちゃを片付けるのが少し苦手。
でも、友だちや先生に手伝ってもらうと、必ずこう言います。
「〇〇先生、ありがとう!」
ただの「ありがとう」ではなく、相手の名前を呼んでお礼を伝えることで、受け取る側の気持ちも特別に温かくなるんです。
この瞬間、私はいつも思います。
**「名前を呼んでお礼を言ってもらえると、こんなにも嬉しいんだ!」**と。
子どもたちは、自然なやり取りの中で、相手を大切に思う気持ちや、感謝を伝える大切さを勝手に育てているのだと感じています。
甘えは育てなくても、自然に育つもの
私が保育現場で感じているのは、「甘え上手に育てる必要はない」ということ。
大人がするべきことは、子どもの甘えをそのまま受け止めてあげること。
すると、お願いの仕方も、感謝の伝え方も、子どもたちは自然に身につけていきます。
無理に教え込むのではなく、安心できる環境と、気持ちを受け止める姿勢があれば、子どもは勝手に育つんです。
甘えることは依存ではなく、自立するために必要なこと
甘えることを「依存」と捉える方もいるかもしれませんが、実はその逆です。
甘える経験こそが、子どもが自立していくための大切な土台になるのです。
大人になっても、甘える力は必要です。
私たち大人も、日常の中でたくさんの「甘え」を経験しています。
• 自分の不得意なことは、得意な人にお願いする。
• わからないことは、素直に「教えて」と頼る。
• 困ったときに、誰かに助けを求める勇気。
これは決して「依存」ではなく、人と協力し、支え合って生きていくための大切な力です。
子どものうちにたっぷりと甘え、**「助けを求めても大丈夫」「頼ってもいい」**という安心感を知ることで、
自分の力だけで無理をすることなく、人と助け合いながら自立していけるようになるのです。
まとめ
甘えは“わがまま”じゃない、心の栄養
甘えることは、単なる依存ではありません。
むしろ、人に頼る力・感謝する力・信頼関係を築く力として、子どもの成長に欠かせない大切な経験です。
甘え上手な子は、お願い上手で、感謝上手。
そしてその力は、大人が受け止めてあげるだけで、自然に育っていくものなのです。
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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