オンラインの子育て相談なら子どものミカタ | 一人ひとりに合わせた相談

LINEでのご質問は、コチラ

子どもの可能性を奪う思い込みとは?親が今すぐ手放すべき3つのこと

子どもの可能性を奪う思い込みとは?親が今すぐ手放すべき3つのこと

2025/02/08

「あなたは、こんな思い込みを持っていませんか?」

• 子どもは知らないから、大人が教えてあげないといけない

• 優しくすることは、子どもを甘やかすことになる

• ときには、叱って教えることも必要だ

 

結論から言うと、それは子どもの可能性を奪う思い込みです。

なぜこれが子どもの成長を阻害するのか、具体的に解説します。

1. 自分で考える力を奪っていませんか?

 

「大人が教えないと…」という思い込みは、子どもが自分で気づいたり発見するチャンスを奪ってしまいます。

 

具体例:

私もかつて、大人が先回りして正解を教えるのが子どものためだと思っていました。

しかし、0歳児の担任をしたときに気づいたのは、「教える」ことが必ずしも子どもにとって良いわけではないという事実です。

たとえば、0歳児が人生で初めてボールを握ったとき、大人が「こうやって使うんだよ」と教えてしまうと、子ども自身が「どうやったら持てるのか」「どうやったら転がるのか」と試行錯誤する貴重な時間を失います。これは、手品の種明かしを先にされてしまうのと同じです。

「大人が教えないと…」という思い込みは、子ども自身が気づいたり発見する機会を奪ってしまいます。

 

教えない育児」のポイント

• 子どもが挑戦する機会を大切にし、大人は見守る姿勢を意識しましょう。

失敗しても、その体験こそが学びとなり、自分で考える力を育てます。

2. 失敗を恐れる子どもになっていませんか?

 

叱られることが多いと、子どもは「怒られないための行動」を優先し、挑戦することを避けるようになります。

 

ポイント:

特に、一歳半を過ぎると子どもは親の表情に非常に敏感になります。

この時期に叱ることが多いと、子どもは「どうすれば親の顔色をうかがって行動すれば良いか」に意識を集中させ、自分の意思で挑戦することが難しくなります。

 

なぜ親の表情に敏感になるのか?

感情認識能力の発達 一歳半頃から、子どもは親の表情や声のトーンから感情を読み取る力が急速に発達します
自己意識の芽生え 「自分」と「他者」を区別できるようになり、親の反応を自分への評価と結びつけるようになります
社会的参照 子どもは、親の表情を手がかりに「この状況は安全か」「どう行動すべきか」を判断します
脳の発達 感情処理を司る脳の部位がこの時期に活性化し、表情を敏感に読み取る力がさらに高まります

 

実生活での例:

• 笑顔と安心感: 親が笑顔で「大丈夫だよ」と接することで、子どもは安心し、自信を持って行動できます。

• 不安な表情の影響: 親が不安そうな表情をすると、子どもはその不安を感じ取り、行動が制限されることがあります。

3. 安心感を与えられていますか?

 

「優しさは甘やかし」という思い込みは、子どもに必要な安心感を与えられず、自己肯定感を育てるチャンスを奪ってしまいます。

 

優しさがもたらす効果:

「優しさは、自己肯定感の種を植える栄養豊富な土」です。

親が優しさをもって接すると、子どもは「自分は大切にされている」と感じます。

この安心感が根を張り、そこから自信や挑戦する力が枝葉として育っていくのです。

 

具体例:

子どもが失敗したときに「それでも大丈夫だよ」「やってみて偉かったね」と優しく声をかけていると、子どもは自ら何度も挑戦するようになります。

一方で、「どうしてできないの?」と否定的な言葉をかけられた場合、子どもは「失敗すると怒られる」と考え、挑戦を避けるようになってしまいます。

 

安心感の土台:

• 優しさは甘やかしではありません。それは「愛されている」と感じるために必要な土台です。

栄養豊富な土がなければ、自己肯定感の木はしっかり成長できません。

親が今すぐできる3つのこと

1. 教えないで見守る:

子どもが自分で考え、試行錯誤する時間を大切にしましょう。

大人は必要なときだけサポート役に徹することで、子どもの自主性を引き出せます。

 

2. 優しさを土台にする:

子どもが「自分は愛されている」と感じる環境を整えることで、安心感を与え、自己肯定感を育てます。

 

3. 叱る代わりに問いかける:

行動を変えさせたいときは、「どうすればうまくいくと思う?」と問いかけ、子ども自身に気づきを促してください。

「子どもの未来を守るために、親が手放すべき3つの思い込み」

子どもは、教え込まれることで成長するのではなく、安心感の中で自分のペースで挑戦し、失敗から学ぶことで大きく育ちます。

一度、親自身の「思い込み」を見直してみませんか?

その先には、親子ともに心が軽くなる子育ての未来が待っています。

----------------------------------------------------------------------
子どものミカタ

代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133


教育方針のお悩みはオンラインで

しつけの悩みをオンライン相談

----------------------------------------------------------------------

幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

子育てのストレスを科学的に理解するマンガを制作中!

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。