触れていないのに、なぜ “こそばい” と感じるのか?その理由を科学で解き明かす|オンライン子育てブログ
2024/12/14
こんにちは、キャンディです!
25年間保育現場に従事し、その内情をよく知る私が、親子で『笑顔チャージ』できるヒントをお届けします。
保育現場で実際にあったリアルなエピソードを、脳科学の視点で解き明かし、育児に役立つヒントに変えてお届けしていきます。
さて、今日のテーマは 『触れていないのに、なぜ “こそばい” と感じるのか?』 です。
この不思議な現象を解き明かしながら、脳と行動のカラクリについて一緒に考えていきましょう!
たとえば、子どもと遊んでいるときに、そっと脇腹をくすぐると、子どもは「きゃっ!」と笑って反応しますよね。
では、次に実際には触れず、指を動かして見せるだけで、また「くすぐったい!」と反応することがあるのはなぜでしょう?
これは、脳が過去の「くすぐられた」という体験を記憶し、その記憶を元に「次に何が起こるか」を予測して反応しているからです。
触れていないのに「くすぐられる!」と脳が判断して体に指令を出し、反射的な行動を引き起こしているのです。
4歳や5歳くらいになると、脳の成長とともに「こそばい」という反応をある程度自分でコントロールできるようになります。
この年齢では、脳が予測した感覚や反応を抑えたり、選択したりする力が発達してきます。
しかし、大人になるにつれ、脳の神経回路が強固になり、同じパターンで反応する傾向が強くなります。
これは、繰り返される経験や意味づけがシナプス(神経細胞同士の接続)を強化し、その回路が固定化されるためです。
このような仕組みが、大人の「固定観念」を作り出しているカラクリなのです。
たとえば、過去に何度も「挑戦して失敗した経験」があると、「挑戦するとまた失敗する」という意味づけが脳内で固定化され、新しい行動を避けるようになります。
これは脳が効率よく働くために優先する仕組みですが、その一方で、行動や考え方の柔軟性を制限してしまうこともあります。
固定観念を書き換える力
しかし、安心してください。嬉しいことに、脳には可塑性という特性があり、この固定化された回路を上書きできる可能性があります。
新しい経験や視点を繰り返し取り入れることで、別の神経回路(シナプス)が強化され、従来の固定観念を変えることができます。
たとえば、「失敗は成長の一歩」という新しい意味づけを加えることで、脳の予測が変わり、挑戦を選択できるようになります。
子どもの柔軟な脳を活かす育児と、大人の固定観念をほぐす方法は、どちらも「意味づけ」を意識的に変えることがカギになります。
脳の仕組みを知ることで、自分や子どもの行動をより自由にし、人生を豊かにしていくことができるのです。
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子どものミカタ
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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