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固定観念を捨て、柔軟に子どもを見る方法|オンライン子育て相談

固定観念を捨て、柔軟に子どもを見る方法|オンライン子育て相談

2024/06/03

 先日、嫁いだ娘と外食をしました。娘は子どもの頃、ナスが苦手で食べられませんでした。しかし、娘が頼んだメニューは、なんと揚げナスがメインのトッピングされたおそばでした。少し前に、旦那さんが作ってくれたナスが美味しかったのでナス嫌いを克服したという話は聞いていましたが、苦手なナスを自分から進んで選んで食べられるようになっていることに驚きました。

 娘がナス嫌いを克服したエピソードは、自立する過程と似た部分があります。このエピソードを通じて、自立についての重要な要素を見ていきましょう。

 

 まず、娘がナスを食べる挑戦を受け入れたのは、旦那さんの勧めがあったからです。このような新しい挑戦を受け入れるためには、好奇心と勇気が必要です。娘はナスに興味を持ち、試してみようという気持ちを持ちました。また、旦那さんとの信頼関係があったので、失敗しても責められないという安心感がありました。

 次に、信頼関係が大切です。自立するためには、周りからのサポートや励ましが必要です。娘がナスを試してみることができたのは、旦那さんの温かいサポートがあったからです。また、旦那さんが美味しいナス料理を作り、それを食べることで「できるんだ」と感じることができました。これは、自立するために必要なモデルとなる存在がいることの重要性を示しています。

 さらに、小さな成功体験が自信を生み、自立を促します。娘がナスを美味しいと感じたことは、彼女にとって成功体験となり、自信を育むきっかけとなりました。これにより、他の新しい挑戦にも積極的になることができます。

 また、自立の一環として、自分で選び、決定する力が育まれます。娘がナスを自ら選んで食べるようになったことは、自分の意思で決めた結果です。これにより、自分で選んで行動する力(自己効力感)が育ちました。最初は他人の影響を受けても、最終的には自分で決める力が大切です。

 最後に、新しい状況に適応し、柔軟に対応する力も自立に必要です。娘はナスに対する嫌悪感を変えることができました。これは、柔軟な考え方ができることを示しています。新しい経験に適応する力が、自立した生活を送るために必要です。

 まとめると、娘のナス嫌い克服のエピソードは、自立に必要な要素を具体的に示しています。それは、新しい挑戦を受け入れる力、信頼関係、成功体験、自主的な選択、柔軟性です。これらの要素を日々の生活や教育に取り入れることで、子どもの自立を促進することができます。


 では、自立にならない間違ったアプローチとはどのようなものか、具体的に説明しましょう。

 強制的にナスを食べさせることは、自立の促進に逆効果です。例えば、無理やりにナスを食べさせることで、逆に嫌悪感を増す可能性があります。これでは、自分の意思で挑戦する機会を奪い、信頼関係を損なう恐れがあります。ナスを食べないことに対して罰を与えると、恐怖心や不安を引き起こし、長期的な自立に悪影響を与えます。

 また、親が一方的に指示を出すだけでは、子どもの自主性を育むことはできません。「これを食べなさい」という命令は、子どもに選択の余地を与えず、自分で選択する力を育む機会を奪います。「正しい」方法を押し付けることで、子どものペースや興味を無視し、内発的な動機付けを妨げます。

 否定的な態度や批判は、子どもの自信や自己効力感を損ないます。例えば、「どうしてナスが食べられないの?」と批判的に問うことは、子どもの自信を損ない、ナスを食べられなかったときに責めることで、新しい挑戦を恐れる原因になります。

 これらのアプローチを避けることで、子どもの自立をより効果的に促進することができます。

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子どものミカタ

代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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