子どもが伸びる!頑張らない育児の秘訣(1)
2024/01/28
保育現場で約25年ほど携わり、現在はコーチングや脳科学、心理学の知識を活かし、親御さんや教育者の方々へのメンタルケアと自己成長のサポートをしています。イサカユキです。
この度、お子さんを持つ親御さんたちに、お子さんだけでなく、自身の人生を考えるきっかけにしていただくためのガイドブックとして、本を書くことにしました。
本日から3回に分けて、本になる前の小冊子として制作している原稿を公開いたします。全文を読んでみたいと思われた方は、LINEよりPDFでお渡ししています。ただ、PDFは正直、字が小さく見にくいです。そこで、紙媒体で見たいという方には、小冊子をお送りいたしますので、LINEより、「小冊子希望!」とメッセージをください。
「ちー、でた!」0歳クラスのA君の明るい声が保育園の園舎に響き渡る。トイレでの成功を果たしたA君は、お迎えに来たお母さんの胸に飛び込むと、まるでスポットライトが当たったように輝いていました。
その日は、A君にとって特別な日でした。1歳の子どもたちがトイレを使う姿を、いつも羨ましそうに見ていた彼に、「トイレに行く?」と尋ねたところ、彼は明るく「うん」と答えました。トイレに座ったものの、最初は何も出ず、「やっぱ、トイレで排泄するのは、まだ早かったかな」と思った瞬間だった。ついに成功し、彼の目は喜びで輝きました。この成功体験に、わたしと彼は共に喜び合いました。
保育園で過ごす子どもたち、特に0歳児にとっては、日常が初体験の連続です。その姿から、子どもが自ら学ぶ力の偉大さ、飽きることなく粘り強く取り組む姿勢、結果ではなく過程に価値があることなど、多くの教訓を教えてくれます。
この冊子は、保育現場での、子どもたちがお教えてくれた数々の素晴らしい体験を集めたものです。読み終えた後、読者の皆さんが日々の子育てに新しい風を感じられることを願っています。
現代社会は、コロナ禍や雇用の不安定さなどの問題に直面しています。子どもたちの未知なことに対して好奇心、挑戦する意欲、失敗から学ぶ姿は、変化する社会に適応し、人生を楽しむための重要な教訓を教えてくれています。そのような子どもたちの好奇心や挑戦の精神は、現代社会の変化を生きるための重要なお手本です。
しかし、これらのポジティブな側面とは裏腹に、日本の子どもたちが直面している厳しい現実もあります。自殺率の高さは、教育システムや社会的圧力、過度な期待が影響していることを示しています。私たち大人ができることは、子どもたちの立場に立ち、子どもたちの感じる圧力や不安を理解し、支援することです。これこそが、私たちに求められる最も重要な役割でしょう。
明日は、乳幼児期の育児のポイントと、子育てにおいてアドバイスや情報依存に陥りやすい罠についてお伝えいたします。
----------------------------------------------------------------------
子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133
教育方針のお悩みはオンラインで
----------------------------------------------------------------------
幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
子育てのストレスを科学的に理解するマンガを制作中!