一般的にはあまり知られていない、親として知っておきたいこと
2024/01/16
教育というと、多くの人が小学校からの学びを思い浮かべがちですが、実は乳幼児期の経験が子どもの将来に大きな影響を与えます。
例えば、小学校での学びは乳幼児期の育ちに大きく依存しています。多くの親御さんは、小学校の先取りとしてひらがなや数字の読み書きを始めるかもしれません。
しかし、乳幼児期の経験が高校生になってから目に見えない形で影響を与えるということは、あまり意識されていないのではないでしょうか?
乳幼児期のかかわりは、その後の子どもの成長に大きな違いをもたらす可能性があります。これらは保育に従事する方なら当たり前の知識ですが、一般的にはあまり知られていないかもしれません。本日は、親として知っておいてほしい重要なポイントをご紹介します。
保育の現場では、小学校に入学するまでに子どもに育んでおきたい10の姿を意識して、人的環境も含め、子ども達の環境を創意工夫しています。これには自己表現、問題解決能力、自立心、協調性などが含まれ、子どもが学校生活やその後の人生を送る上で非常に重要になる力です。
特に0〜3歳の時期は、人格形成の基礎を築くための重要な段階です。この時期の経験や環境は、子どもの将来の感情的安定や社会性の発達に大きな影響を与えます。
安心感を与える愛情深いケアが、何よりも重要です。親が子どもに与える愛情、サポート、そして健全な家庭環境が子どもの全体的なウェルビーイングに寄与することを理解することは、親として非常に重要です。
今までの教育は、会社で活躍する人材を育てることに重点を置いていましたが、これからは子ども自身が人生を切り開くための能力を育むことが重要です。
そのために、保育の現場では「教える」という概念を外し、「主体的で、対話的で深い学び」を促進します。例えば、自分の服を選ぶ、食事の準備を手伝うなど、子どもが日常生活で行う小さな自主的な活動は、自己決定力や自信を育む大切な機会となります。
また、大人が自らモデルになることも忘れてはなりません。何事も諦めずにやり抜く力を子どもに育てたいなら、大人がまずは、その姿を子どもに見せる必要があります。
大人が挑戦し、達成し満足している姿を見せることで、子どもは憧れを持ち、自分もやってみたくなるのです。「学ぶ」とは、真似るという語源から来ているように、子どもには、教えるのではなく、自分もやってみたい!という気持ちを作ることが大人の役割です。
現代の教育や子育てでは、子どもの自立と主体性の育成が重要視されています。子どもの個性と自主性を尊重し、感情的知能の育成を意識し、さまざまな学習スタイルを認識することが重要です。
子どもが自律的に学ぶためには、大人が過干渉を避け、失敗を許容し、指示ではなく導くことが重要です。子どもに選択肢を提供し、選択を尊重し、必要な時のみ支援することで、子どもが自分で考え、学び、成長するための重要なステップを踏むことができます。
親自身の学びと成長も、子どもの健全な発達をサポートするために不可欠です。親が学び、成長することで、子どもにとって最良の環境を提供できるようになります。
特に乳幼児期は、親が手をかけずに見守ることが難しい時期ですが、乳幼児の重要性を理解し、子どもが自分で物事に取り組む機会を積極的に提供することが重要です。
これらのポイントは、子どもが自立し、自分の力で人生を切り開いていく力を育むための重要な土台を築くために、親として心がけるべきことを示しています。
まとめ:親の役割
親の役割は、子どもの教育者であると同時に、彼らの最大のサポーターであることを忘れず、子どもたちがそれぞれの個性と能力を最大限に発揮できるようにサポートすることが重要です。
これらの学びを深めるために、オンラインでワークショップ(無料)を開催しています。無料で参加できますので、ご興味がある方は、ぜひご参加していただきたいと思います。
大人が変われば、子どもの未来はきっと変わります。子どもの未来を守るために一人でも多くの方に参加いただけると幸いです。
----------------------------------------------------------------------
子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133
教育方針のお悩みはオンラインで
オンライン上でコーチング相談
----------------------------------------------------------------------
幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
子育てのストレスを科学的に理解するマンガを制作中!