その「しつけ」、逆効果かも‼︎ 脳の発達から考える手づかみ食べの本当の意味

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その「しつけ」、逆効果かも‼︎ 脳の発達から考える手づかみ食べの本当の意味

その「しつけ」、逆効果かも‼︎ 脳の発達から考える手づかみ食べの本当の意味

2025/12/13

「手づかみ食べ、もうやめさせた方がいいかな」

そう思ったことはありませんか。

 

服も手もテーブルもべたべた。

後片づけを考えると、ため息が出る。

外では

「行儀が悪いと思われないかな」

そんな心配も出てきます。

 

だからつい

「ちゃんとスプーンで食べて」

と言ってしまう。

 

頭では

「今は経験が大事な時期」

と分かっているつもりでも

 

目の前で広がるカオスを前にすると

心がざわざわします。

 

今日は

そんなモヤモヤを感じている親御さんや保育者の方に向けて

0歳児のカレーの場面から

一緒に考えてみたいと思います。

――――――――

たとえ話+脳のしくみ+視点の転換

――――――――

◆0歳児のカレー事件

0歳児の給食の介助に入ったときのことです。

 

Aちゃんは左手にスプーン。

右手にはカレー。

 

スプーンにカレーをすくってあげても

おかまいなしで

右手でパクパク食べていました。

 

「Aちゃん、すごい勢いで食べてるね。

カレー好きなん」

そう声をかけたとき

担任の先生がすぐに言いました。

 

「Aちゃん、あかんよ。

ちゃんとスプーンで食べて」

 

私は思わず

「食べる気満々で

スプーンではおっつかないって感じやね」

と返しました。

 

すると先生は

少しきびしい表情で続けました。

 

「手づかみあかんよ。

ここは日本です。

手で食べていいもんと

食べたらあかんもんがあるねん」

 

でもその先生。

この前、おやつにおにぎりが出たときは

「手でつかんで食べてね」

と言っていたのです。

 

大人には

いろんな考えや事情があります。

 

けれど

0歳のAちゃんから見た世界は

きっとこんな感じです。

 

きのうは手でよくて

きょうは手はだめ。

 

何が違うのかは

まだことばでは分かりません。

 

子どもの脳は

「一貫しているかどうか」で

安心を感じます。

 

ルールそのものより

いつも同じかどうか。

ここが、とても大きなポイントです。

◆手づかみ食べは、脳のどこを育てるのか

では

手づかみ食べは、何のためにあるのでしょうか。

少しだけ脳の話をしますね。

 

0歳後半から1歳ごろは

手のひらや指先を通して、世界を知る時期と言われます。

 

食べ物のやわらかさ。あたたかさ。重さ。べたつき。

それらを手でさわって

口に運んで、全身で体験しています。

 

このとき脳では

・手の感覚を処理する部分

・目と手の動きをつなぐ部分

・「自分でできた」と感じる部分

が一緒に働いています。

 

スプーンは、とても高度な道具です。

指先の細かい動き。

手首の角度。

口まで運ぶ距離の調整。

大人には当たり前でも、0歳児にはまだ練習中の動きばかりです。

 

だから「今すぐスプーンで完璧に」を目標にしてしまうと

・なかなか口に入らない

・お腹はすいている

・イライラする

という状態になりやすいです。

 

一方、手づかみは

口に届くまでが、とてもスムーズです。

「自分でつかんで、自分で食べられた」

この経験が増えることで

脳には、食事に対する「うれしい記憶」が

たまっていきます。

 

しつけだけを優先して

手づかみを早く止めてしまうと

・お腹はすいているのに進まない

・食事が「楽しい」より「苦しい」に近づく

そんなリスクもあります。

◆どうして大人は「手づかみあかん」と言いたくなるのか

ここで、大人の心の中も見てみます。

 

多くの親御さんや保育者は

子どもを思って行動しています。

 

それでも

・服や床が汚れて、片づけが大変

・周りの目や、評価が気になる

・「ちゃんと食べさせていない」と思われたくない

こんな不安が、無意識のうちにたまっていきます。

 

すると

「手づかみは、だらしない」

「早くスプーンに移行させないと」

といった、心のクセが育ってしまうことがあります。

 

これは、その人が悪いのではなく

今の社会のプレッシャーの影響も

大きいと感じます。

 

大人の不安が強くなるほど

子どもの「食べたい」というサインは

見えにくくなります。

 

目に入るのは

手の汚れ。

テーブルのカレー。

後片づけの大変さ。

子どもの姿の一部だけが

拡大されて見えてしまうのです。

◆ルールを決めるときの、3つの視点

では、具体的にどう考えたらよいでしょうか。

 

全部をゆるゆるにする。

全部をきびしくする。

どちらか一方ではなく

次の3つのバランスを意識してみてください。

 

1つ目:「安全」が最優先

熱い汁物。

かたい骨。

窒息ややけどの危険があるものは

大人がしっかり管理します。

 

ここは、手づかみより命が最優先です。

 

2つ目:「食べたい気持ち」を守る

ごはんやパン。

やわらかい野菜。

危険が少ないものは、手づかみOKのゾーンを

しっかり残しておきます。

 

最初の数口だけ手づかみで。

そのあと、少しだけスプーン練習。

そんな折り合いのつけ方も

十分ありです。

 

3つ目:「子どもにも分かる説明」をする

きょうは手でいい日。

きょうはスプーンをがんばってみる日。

大人の中だけで決めるのではなく

子どもにも分かることばで、伝えてあげます。

 

保育園なら先生どうしで

事前にルールを合わせておくことも

とても大切です。

 

「おにぎりは手でいいけど、カレーはだめ」

 

こうした違いも

・なぜそうしているのか

・ねらいは何か

を話し合っておけると、子どもに説明しやすくなります。

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【まとめ】

今日からできる、小さな一歩

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手づかみ食べをめぐる「しつけ」の場面では

大人のきもち。

子どもの脳の発達。

どちらか一方ではなく

両方を見ていくことが大切です。

 

守りたいのは。行儀だけではありません。

食べるって楽しい。

自分でできたってうれしい。

その感覚が、子どもの中に残ること。

 

それが

脳の発達にも

心の土台にも

つながっていきます。

 

「今の自分の声かけは

子どものどんな気持ちを

育てているかな」

そう立ち止まってみるだけでも

しつけの意味は

少しずつ変わっていきます。

 

今日の食事の時間。

全部を変えなくて大丈夫です。

手づかみを

ひと口だけ多めに見守ってみる。

スプーンで食べられたときだけでなく

「食べたいね」と

意欲そのものをほめてみる。

そんな小さな一歩から

始めてみてください。

 

そしてもし

「つい厳しく言ってしまうのはなぜかな」

「自分の心のクセも知りたいな」と感じたら

 

ご自身の気持ちの背景を知ることも

きっと助けになります。

 

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\                  / 

何度言っても伝わらないのは「脳のクセ」のせい。

子どもの困りごとを可能性に変える「まなざし育児」

/                  

「伝え方」を頑張るよりも、大切なことがあります。

 

子育ての8割は、無意識に反応してしまう「0.3秒の脳のクセ」で決まっているからです。

 

私は、保育教諭として30年、2,000組以上の親子と向き合う中で、

その「関わり方のパターン」を解明してきました。

 

現在は、AI解析によるタイプ診断と、長年の現場知見を掛け合わせ、

お母さんの心がフッと軽くなり、お子さんの才能が輝き出すサポートをしています。

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• 保育士歴25年以上/幼稚園教諭5年(現役)

• 2,000人以上の親子と伴走/才能クリエイト協会認定 上級コーチ

• メディア: サンテレビ「ネクストニッポン」出演(2025年11月放映)

• 著書: 『愛情に秘められた親のホンネ』

• 拠点: 大阪府岸和田市(オンラインで全国対応)

• 独自技術: まなざし診断「マナシン」(商標登録出願中)× AIプロンプトエンジニア資格

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