“ねばならない”から自由になる脳の使い方
2025/02/16
なぜ「ねばならない」に縛られてしまうのか?
はじめに
気づいたら、心の中で繰り返していませんか?
• 「もっと頑張らなきゃ」
• 「ちゃんとしなきゃ」
• 「失敗しちゃダメだ」
まるで見えない鎖で心が締めつけられているように。
でも、その鎖は誰が作ったのでしょう?
…実は、それはあなた自身の脳のクセが作り出したものなのです。
この思考のクセの正体こそが、「ねばならない」。
あなたのせいではありません。
それは、**脳が持つ“生き延びるための仕組み”**なのです。
でも、もしこの鎖を外して、もっと自由に、軽やかに生きられる方法があるとしたら?
あなたはどう感じますか?
1. 脳の構造と「ねばならない」の正体
脳は、あなたを守ろうとしているだけだった。
• 脳の84%はネガティブ(バイアス)領域
脳は、常に「危険」や「失敗」に敏感でいることで、命を守ってきました。
だからこそ、何か新しいことに挑戦しようとすると、
「失敗したらどうしよう」
「恥ずかしい思いをするかも」
そんな不安が心の奥から湧き上がってくるのです。
• ポジティブな領域はたった4%
楽しいこと、嬉しいこと、ワクワクする気持ち。
それらは意識しないとすぐにかき消されてしまいます。
だから、「もっとポジティブに考えよう!」と頑張っても、心が疲れてしまうのです。
でも、安心してください。
これは、あなたが弱いからではなく、脳が正常に働いている証拠なのです。
そして、ここからが本当のスタートです。
2. 「ねばならない」に支配されるとどうなる?
それは、心の自由を奪う見えない檻。
• 脳が常に防衛モードに
「〜しなきゃ」という思考は、脳を緊張させ、常に戦闘モードにします。
気づけば、心はいつも張り詰めていて、深呼吸すら忘れてしまう。
「頑張っているのに、苦しい」
そんな矛盾に、あなたは疲れていませんか?
• 創造性や自己肯定感が失われていく
「失敗してはいけない」と思うたびに、挑戦する気持ちが少しずつ消えていく。
失敗を避けることで、本当は見たかった景色、感じたかった感動が遠のいてしまう。
それは、とてももったいないことです。
“ねばならない”から自由になるための3つの鍵
3
もう頑張らなくていい。ただ、“感じる”だけでいいんです。
① 感情の再プログラミング(エモーショナル・リフレーミング)
ネガティブな感情は、敵じゃない。
実は、それは心のコンパスなんです。
• 不安は、「変わる準備ができているサイン」
• 怒りは、「本当に大切なものがある証拠」
たとえば、不安になったとき、「またダメな自分だ」と思うのではなく、
「私は今、新しい一歩を踏み出そうとしているんだ」と気づいてみてください。
すると、不思議なことに、その不安が勇気の種に変わっていきます。
② Awe体験(畏敬の念)で思考の枠を超える
言葉にできない感動は、心の鎖を溶かしてくれる。
• 空を見上げたときの、果てしない青さ
• 自然の中で感じる、静寂と壮大さ
• 子どもの無邪気な笑顔に、ふと心が洗われる瞬間
これがAwe体験です。
感情の波が心の奥深くまで届き、
「今までの自分の枠」をふわりと超えてしまう瞬間。
なぜ自分一人では難しいかというと、自分の「枠」に気づくことができないから。
でも、感動する瞬間は、頭ではなく心が先に反応します。
そのとき、無意識のうちにあなたの中の「当たり前」が変わっているのです。
③ イメージトレーニングとアファメーション
未来の自分を、心の中で“先に”生きてみる。
• 目を閉じて、理想の自分を思い描いてください。
• 「私は、私のままで十分価値がある」
• 「挑戦することが、私の成長を楽しませてくれる」
この言葉を、ただ心の中で繰り返すだけでいいんです。
繰り返すたびに、あなたの脳はその言葉を**「現実」**として認識し始めます。
無理に変わろうとしなくても、気づけば自然と前向きに行動している自分に出会えるはずです。
4. 「ねばならない」を感じたら、それは変化のチャンス
「あ、また“ねばならない”が出てきたな。」
そう気づくだけでいいんです。
気づけた瞬間、あなたはすでにその思考から一歩外側に立っています。
• 立ち止まって、深呼吸する。
• その感情を否定せず、ただ「感じてみる」。
• そして、自分に問いかける。
「私は本当は、どうしたいんだろう?」
その小さな問いが、あなたの心を少しずつ自由にしていきます。
まとめ
5
• 「ねばならない」は、脳のクセ。でも、あなたはそのクセに縛られなくていい。
• 無意識を書き換えることで、もっと軽やかに、もっと自由に生きられる。
• 感情の再定義、Awe体験、イメージトレーニングは、頑張らなくても変化をもたらす方法。
• 変化は「努力」ではなく、「気づき」から始まる。
あなたが**「本当の自分」**に戻る旅は、
無理に頑張ることで始まるのではありません。
ただ、少し心の声に耳を澄ませるだけでいいのです。
その先に、“ねばならない”のない、もっと自由で幸せな自分が待っています。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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