初詣で見た。財布は待てても、迷子の子どもは待てない |オンライン24時間育児サポート
2025/01/04
今日、初詣に行ってきました。
滞在時間は30分ほどでしたが、
その間に財布の落とし物に関する放送を
3回ほど耳にしました。
そして、そのたびに
「届けてくださった方に感謝いたします」という温かいメッセージが響き、
人々の優しさを感じました。
一方で、迷子のお知らせも流れていました。
「○○ちゃんのお父さん、お母さん、
至急迷子係までお越しください」という放送があるたびに、
迷子になった子どもや親御さんの気持ちを想像しました。
きっと親御さんも
「もっと注意していれば」と後悔し、
子どもも「いつ迎えに来てくれるだろう?」と不安を抱えていることでしょう。
親として、迷子を防ぐために「逸れないように注意すること」に意識が向きがちです。
でも、それ以上に大切なのは
「もし逸れてしまったらどうするか」を
子どもと共有し、
具体的な対策を話し合っておくことだと思います。
こんにちは、
『子どものミカタ』のキャンディです!
25年間、保育現場に従事した経験を活かし、
現在は、叱らない、教えない、褒めない育児で親子が『笑顔チャージ』できるヒントを
お届けしています。
今日のテーマは、『迷子』です。
親子の笑顔を増やす具体的なヒントを一緒に見ていきましょう。
では早速、始めます!
逸れたらどうする?を話し合う大切さ
子どもと「もし逸れたらどうする?」を話し合うことは、単なる迷子対策を超えて、親子の信頼を深める良い機会になります。
たとえば、次のような方法で具体的に伝えてみてください。
1. 助けを求める人を具体的に教える
• 神社の場合:お守り売り場やカードマン(案内係の人)。
• スーパーの場合:レジの人やサービスカウンターのスタッフ。
• 共通するポイント:「制服を着ている人」や「名札をつけている人」など、見た目の特徴を具体的に伝えます。
2. 一人で探さないことを約束する
「お母さんやお父さんが必ず迎えに行くから、自分で探しに行かないで、その場で待っていてね。」と伝えます。
迷子になったときの行動を具体的に約束しておくと、子どもも落ち着いて行動できます。
3. 知らない人について行かないことを伝える
「『一緒に探してあげる』と言われても、知らない人にはついて行かないでね。
必ずスタッフのそばで待ってね。」と教えることで、子どもが危険な状況に巻き込まれるリスクを減らせます。
よくやってしまいがちなことと改善策
親として「迷子を防ぐためにやっているつもり」が、逆にリスクを高めることもあります。
次のような「よくやってしまいがちな行動」を見直すことで、子どもが安心して過ごせる環境を作れます。
1. ついてきていると思い込み、振り返らない
→ 改善策: 時々振り返り、子どもの位置を確認する習慣をつける。
2. 自分のペースで早歩きになってしまう
→ 改善策: 子どもの歩くスピードに合わせてゆっくり歩く。
3. 子どもが何かに気を取られていることに気づかない
→ 改善策: 子どもが立ち止まりそうな場所では
一緒に興味を共有し、「ここでは一緒に見るよ」と伝える。
4. 急に怒ってしまう
→ 改善策: まず「迷子にならなくてよかったね」と安心させてから、次回の対策を冷静に話し合う。
5. 迷子になる可能性を想定せずに外出する
→ 改善策: 事前に「もし逸れたらどうする?」を話し合い、迷子になったときの行動を具体的に決めておく。
繰り返し伝えることで子どもが学ぶ
小さな子どもは、一度では理解できないことがほとんどです。
脳の発達上、繰り返し伝えることで少しずつ記憶に定着します。日常生活の中で、次のように繰り返し話す場面を作ってみてください。
• 外出前に:「今日は神社に行くけど、もし迷子になったらどうする?」
• 帰宅後に:「今日は迷子にならなかったね。どうしてかな?」
• ごっこ遊びで:「迷子ごっこをして、助けを求める練習をしてみよう。」
こうした日常的な繰り返しが、万が一のときに冷静に行動できる力を子どもに育みます。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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