真の頑張らない子育ての秘訣(3)|オンライン子育て相談
2024/05/14
真の頑張らない子育ての秘訣は、親自身が自分の感情をそのまま受け止める事をお伝えしてきましたが、本日は、自己肯定感と感情処理に関する学問的裏付けについてお伝えします。
自己肯定感と感情処理は、密接に関連する重要な心理学的概念です。
以下では、それぞれの概念について、そしてそれらがどのように関連しているのかについて、学問的な裏付けに基づいて詳しく説明します。
自己肯定感とは、自分自身に対する肯定的な評価や価値観を指します。自己肯定感の高い人は、自分の長所と短所を受け入れ、自己価値を高く認識しています。
一方、自己肯定感の低い人は、自分の価値を低く評価し、自己否定的な考えを抱きがちです。
自己肯定感に関する研究は、1960年代から活発に行われており、多くの理論と研究成果があります。代表的な理論としては、カール・ロジャースの「自己概念理論」や、アブラハム・マズローの「欲求階層説」などが挙げられます。
感情処理とは、感情を認識し、理解し、適切な方法で表現したり、コントロールしたりする能力を指します。感情処理能力の高い人は、自分の感情を客観的に捉え、適切な対処法を選択することができます。
一方、感情処理能力の低い人は、感情に振り回されやすく、衝動的な行動を取ってしまうことがあります。
感情処理に関する研究は、20世紀後半から活発に行われており、脳科学や心理学などの様々な分野で研究が進められています。代表的な理論としては、リチャード・ラザラスの「情動過程理論」や、ジェームズ・グロスマンの「情動調節理論」などが挙げられます。
自己肯定感と感情処理の関連性を示す研究結果は数多くあります。
例えば、ある研究では、自己肯定感の高い人は、ストレスを感じたときに、自己肯定感の低い人よりも、より効果的な対処法を選択することが示されています。また、別の研究では、自己肯定感の高い人は、怒りや悲しみなどの負の感情をより効果的に処理することが示されています。
これらの研究結果から、自己肯定感と感情処理は相互に影響し合っていることがわかります。自己肯定感を高めることで、感情処理能力を高めることができ、その逆もまた然りです。
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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