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自己肯定感

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真の頑張らない子育ての秘訣(2)|オンライン子育て相談

真の頑張らない子育ての秘訣(2)|オンライン子育て相談

2024/05/12

 真の頑張らない子育ての秘訣の続きとして、「なぜ自分の感情を受け止めることが必要なのか?」を、もう少し具体的に考えてみましょう。

 人間は、不快な感情を抱えると冷静な判断が難しくなります。

例えば、子どもが言うことを聞かない時、多くの親は「自分の思い通りにさせたい」と感じ、子どもに自分の考えを押し付けたり、叱ったり、理屈で動かそうとします。しかし、これは子どものニーズを満たすものではなく、大人のアプローチが適切でないというサインです。

 

 このような状況が続くと、子どもの態度が変わらないため、親はさらに同じアプローチを強化しようとします。これを繰り返すことで、脳は間違った方法でも正しいやり方と認識し、無意識のうちにそのアプローチを習慣化してしまいます。一度、無意識のレベルになると、たとえそれが間違っていても、自分の行動を見直すことが非常に難しくなります。

 

 さらに、親が知識を詰め込むほど、脳はその知識が実践されていると錯覚し、自身の行動が正しいと誤認することがあります。これが、子育ての悩みから抜け出せない一因となります。

 

では、自分の感情を受け止めた後、何が必要なのでしょうか?

 自分の感情を受け止めた後、何が必要かと言えば、それは「感情に対するポジティブな解釈」です。

人間の感情自体に良い悪いはありません。重要なのは、それらの感情が次の行動をどう導くか、という点です。ポジティブで前向きな行動を取りたいのであれば、感情をそのように解釈できるようになることが必要です。

 多くの人が陥る間違いは、自分の行動を変えるための具体的な方法やテクニックを探し求めることです。

 

しかし、自分を肯定しない状態で行動を変えようとしても、それは真に自分を受け入れているわけではありません。

 

自己肯定が欠けている限り、子どもや他人を肯定的に捉えることもできません。自分自身を肯定することは、簡単に言うほど容易ではありません。特に、自己成長を求める人や謙虚さを重んじる人にとっては、自己否定の思考が根強く残りがちです。

 

 しかし、自己肯定を過信やわがままと混同してはなりません。

正しい自己肯定は他人との比較や他者の否定に依存するものではありません。それは、自身の価値を認め、それに基づいて他者も尊重する姿勢から生まれるものです。

 

 自己肯定は、子育てにおいても、個人の幸福においても、健全な基盤を築くための第一歩です。これを理解し、実践することが、自分自身と周りの人々との健全な関係を築く鍵となります。

 

次回は、自己肯定感と感情処理に関する学問的裏付けについて考察します。

 

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代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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