保育園の「常識」と「非常識」-同じ行為、異なる価値観
2023/12/16
本日は、私の体験に基づいて、園による異なる方針のエピソードをお話しいたします。
勤務する保育園で、ある日の夕方、私はプラスの女の子の髪を三つ編みにしていました。
しかし、副園長によると、この行為は問題があるとのことでした。
理由は二つ。一つは、髪を結んでいる間、他の子供たちに十分な注意が向けられないこと。
もう一つは、保育者によって髪の結び方に差が生じ、子供や保護者に不満が生まれる恐れがあるということでした。この指摘に、私は「なるほど」と納得しました。
一方で、異なる保育園を訪れた際、全く異なる光景を目にしました。そこでは、ある保育者が器用に子どもたちの髪を編んでおり、保護者たちもこの様子を喜んでいました。
子どもたちの髪を丁寧に結ぶことは、その保育者にとっても楽しみの一つとなっているようでした。そして、その園の園長先生も子どもたちの髪を結んでいる姿がありました。
この光景は、私にとって新鮮で、保護者がこのような細やかな配慮に感謝している様子が印象的でした。
この二つのエピソードは、保育園によって異なる「常識」と「非常識」が存在することを示しています。
自園では、子どもたちへの平等な注意と保育者の時間配分が重視されているのに対し、他園では子どもたちへの愛情表現や保護者の満足度が重要視されています。
保育の実践は、子どもたちの安全と発達を最優先に考慮する必要がありますが、それと同時に保護者の期待や保育者の創造性とのバランスを取ることも大切です。保育園の方針を定める際には、これらの要素を総合的に考慮することが重要です。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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