”前にならえ”の教育に疑問を抱いているあなたへ|オンライン子育て相談
2023/10/06
本日は、子育てや教育の現場で、個性とクリエイティブ性を大切に育む方法について考えてみましょう。
日本の高度経済成長を支えてきたのは、工場生産でした。従来の教育は、その工場で働く従業員を育てるための教育でした。しかし、何十年も続けられたこの教育は、今後の時代に必要な個性とクリエイティブ性を十分に育てていないという疑念を抱いている方も多いのではないでしょうか。
従来の教育が抱える問題は、具体例を挙げてみると明確になります。従来の前にならえの教育は、学生たちに標準的な方法で問題を解決することを求めます。しかし、現代では情報が容易に入手でき、個人のアイデアやクリエイティブな解決策が重要になっています。
たとえば、私たちの周りには無数の情報があり、ネットを通じて無料で学べる機会も増えました。しかし、学校は単なる知識習得の場所ではなく、人間関係とのふれあう大切な経験ができます。その経験こそが個人の成長に欠かせない要素であり、体験が人生における貴重な価値です。
さらに、現在では保育の無償化が進められています。子育てをしている家庭にとっては、とてもありがたい政策です。ところが、保育士の不足が深刻な課題となっており、非保育士の人々が保育の場で働くことが提案されています。子どもたちに個別で寄り添ったサポートを提供するためには、人員が増えるほど有益です。しかし、長年、保育の現場にいた私にとっては、心配していることがあります。
冒頭で述べた問題に対処するために、個を生かしたクリエイティブ性を育む土台は、小学校に入学するまでの時期が非常に重要だと言われています。そのためには「遊び」をとても大切に考えています。子どもたちは遊びの天才であり、その発想力や柔軟性、没頭力などは驚くほど高いからです。しかし、「遊び」を教育的な視点から捉えられると、遊びに制約を加え、本来の遊びの楽しみを奪う結果につながります。
遊びは知らないことを発見する楽しみや、想像力を鍛える楽しみ、工夫する楽しみ、失敗から学ぶ楽しみを含んでいます。したがって、子どもたちの自由な遊びを尊重し、大人の理想を時折置くことが重要です。現在は、安全を第一に考えなくてはなりません。そのため、本来の「遊び」の目的を果たせない課題を抱えています。その点、親は子どもたちにこの自由な遊びを提供できます。そして、親は子どものことを深く理解しており、子どもたちの個性を尊重できます。
「子どものミカタ」は、親子の成長を支援します。
子どもたちが個性を発揮し、クリエイティブに育つためには、親と専門家が協力することが大切です。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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