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強迫神経症との闘いから学んだ「相手を理解する」ことの大切さ|オンライン子育て相談

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強迫神経症との闘いから学んだ「相手を理解する」ことの大切さ|オンライン子育て相談

強迫神経症との闘いから学んだ「相手を理解する」ことの大切さ|オンライン子育て相談

2023/07/04

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本日は、その一部を抜き取って、ご紹介いたします。

ある日、彼は手洗いが止められなくなりました。

彼の周りの家族は、「いつまで手を洗っているの?」、「もう十分きれいになったでしょう」と言っても、彼にとっては手が本当にきれいになったとは思えず、手洗いをやめることができませんでした。その結果、彼の手はますます真っ白な手袋をはめているように見えるようになりました。

 

彼が強迫神経症と診断されるまでは、私はその病気の恐ろしさを理解していませんでした。彼は手をきれいに洗っても触れるものはすぐに汚れると感じてしまいます。

なぜなら彼は自分自身のことをバイ菌だと思っていたからです。そのため、彼は自身が触れたものはすべて汚れて、不潔に感じるのです。

 

彼にとって、手洗いは不安や恐怖から逃れる手段であり、一方で心の中で繰り広げられる「手洗いをやめたくてもやめられない」という苦しさとの戦いだったのでしょう。

 

しかし、当時の私は彼の手洗いをやめさせたくて、専門医を探しました。彼には処方箋の薬を飲ませることで、手洗いを抑制しようとしましたが、それによって彼の朝起きることができなくなり、学校にも行けなくなりました。

彼の日常生活がますます困難になっていく様子に、私はこの子の将来がどうなるのかと不安でいっぱいでした。

 

ある日、彼は妹に「お兄ちゃんに近づいちゃだめよ」「汚いからね」と言ったそうです。妹は彼の頭がおかしくなったと思い、兄を怖がるようになりました。しかし、彼は全然悲しそうではありませんでした。なぜなら彼は妹を汚したくないからです。

彼の言葉から、私は彼が抱える苦しみや孤独を理解せずにいたことがどれほど寂しく、辛かったのかを感じました。

 

この経験を通じて、私は自己を知り、相手の立場に立って考えることの重要性を学びました。

相手を理解しようとすることで、深い人間関係を築き、共感とサポートを提供することができるのだと気づかせてもらえた、とても貴重な体験です。

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子どものミカタ

代表: 井阪 有希
〒596-0825
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電話番号 : 090-5901-6133


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幼稚園教諭5年・保育士20年目

才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング

コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催

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