叱り方に迷っているあなたへ|オンライン24時間子育てブログ
2025/01/03
こんにちは、『子どものミカタ』のキャンディです!
25年間、保育現場に従事した経験を活かし、
現在は、叱らない、教えない、褒めない育児で
親子が『笑顔チャージ』できるヒントをお届けしています。
「きちんと育てなくては」という想いの落とし穴
「きちんと育てなきゃ!」という強い想いから、子どもを厳しく叱る場面は多いかもしれません。
しかし、これが過剰になると、
親は「何でも口を出さないと気が済まない状態」になってしまう危険があります。
その結果、親子のコミュニケーションにも悪影響が出る可能性があります。
• 子どもは親の顔色を伺い、何をするにも指示を待つようになります。
• 自分で考えたり判断する機会を奪われ、自主性が育たなくなります。
さらに、「叱る」という行為は、
子どもを親の支配下に置く行動でもあります。
子どもは「叱られたくない」と感じ、
親の指示通りに動くことが正解だと信じるようになるのです。
これが続くと、
子どもは「指示待ち人間」になり、
将来的に自分の意見を持たず行動できない人間になってしまう可能性があります。
感情的に叱ることの危険性
感情に任せて子どもを叱ることも、危険が伴います。
• 怒りに夢中になっている最中は、自分をコントロールすることが難しい。
• 時には手が出てしまうこともあり、後から「叱りすぎた…」と反省することも。
ここで知っておきたいのは、「親の感情コントロール」が大切だということです。
感情に流されず、
一呼吸置いて対応するだけで、
親子のコミュニケーションがスムーズになります。
さらに、
「叱る」行為には依存性があるという点にも注意が必要です。
脳の「報酬系回路」が関与しており、
叱ることで一時的にスッキリする感覚が得られ、それがまた叱る行為を繰り返させます。
これは、まるで麻薬のように「叱る側」を支配し、エスカレートさせる危険があります。
叱るのは「本当に必要なとき」だけで十分!
もちろん、全く叱らないというわけではありません。
子どもを叱るべきなのは、「子どもが危険な状況にあるとき」だけで十分です。
例えば
• 車道に飛び出しそうなとき。
• 自分や他人を傷つける行動をしたとき。
このような場面では、命や安全を守るために強く止める必要があります。
それ以外の日常の場面では、叱るよりも子どもの自主性を育てることを優先しましょう。
叱らない育児で得られる未来
叱らない育児を実践すると、こんな未来が待っています。
• 子どもの自主性が育つ
自分で考え、行動する力を身につけます。
• 親子のコミュニケーションが深まる
叱らないことで、子どもは「自分を受け入れてもらえている」と感じ、安心感を持ちます。
• 育児の悩みが軽減する
叱る必要がなくなることで、親自身のストレスも軽くなります。
例えば、
親が見守るだけで子どもが自分から片付けを始めたり、困ったときに
「どうしたらいいかな?」と自分で考える姿を見たら、きっと成長を実感できるはずです。
親ができること
1. 口を出さず、見守る
子どもが失敗しそうな場面でも、あえて手を出さず見守ることが大切です。
子どもは失敗から学び、自信をつけていきます。
2. 親自身の感情をコントロールする
感情的に叱るのではなく、一呼吸置いて冷静に対応しましょう。
怒りを感じたときは、「自分の気持ち」を子どもに伝える形に変えると良いです。
例:「ママは○○のときに心配しちゃったよ」
3. 叱る代わりに伝える言葉を使う
叱る代わりに、「こうしてくれると嬉しいな」という形で伝えると、子どもも前向きに行動できます。
まとめ
「叱る」という行為は、親にとっても子どもにとってもリスクが高いものです。
迷ったときは、一度その行動を止め、見守ることから始めてみてください。
叱らない育児を選ぶことで、親子の絆が深まり、笑顔が増える毎日を実現できます。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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