キレやすい子どもが増えてきている理由|オンライン子育てブログ
2025/01/01
こんにちは、子どものミカタのキャンディです!
25年間、保育現場で培った経験を活かし、親子で『笑顔チャージ』できるヒントをお届けしています。
今日のテーマは、「キレやすい子どもが増えてきている理由」についてです。
最近、かっこ「我慢できない」「すぐに怒ってしまう」子どもが増えているとを耳にしたことはありませんか?
その背景には、現代の生活スタイルや親子の関わり方が深く関係しています。
では、どうすれば子どもたちが落ち着いて、親子で笑顔の多い日々を送れるのか。
日常に取り入れられるヒントを一緒に見ていきましょう!
さっそく始めます!
まず、我慢できない子どもたちが増えている背景から考えていきましょう。
ある日の保育園で、
2歳の子どもがこんなことを言いました。
「先生、履かせて。」
「○○ちゃん、自分で履けるよね?」
「いややー先生やって。」
「え〜頑張ってみて!やってごらん。」
その後の子どもの一言が衝撃的でした。
「ダルイもん。」
この言葉を聞いたとき、
○○ちゃんのおうちでの様子が自然と
想像できました。
きっとお母さんが忙しい中で、
「だるい」とつぶやく姿を見て、
それを覚えたのでしょう。
では、なぜ、こうした「我慢が苦手な子ども」が増えているのでしょうか?
その背景には、現代ならではの生活スタイルが関係しているのかもしれません。
便利さと「待つこと」の関係
現代は便利な時代です。
欲しいものはボタンひとつで手に入るし、
家事もテクノロジーの進化で
どんどん効率化されています。
しかし、この便利さが子どもたちから
「時間をかける体験」を
奪いがちなことも事実です。
例えば、
「すぐに手に入る」ことが当たり前になると、
「時間をかけて努力して得る喜び」 を
感じる機会が少なくなります。
また、忙しい毎日の中で、
親自身が「早くしなさい」と言ってしまう場面も多いですよね。
これが続くと、子どもたちは「早くやること」に価値を感じるようになり、
その結果、「面倒なことは避けたい」という意識が芽生えてしまうのです。
「待つこと」を楽しむ体験を増やす方法
子どもたちに「待つこと」や「時間をかける大切さ」を伝えるには、
日常の中で意識的に工夫を取り入れることが重要です。
例えば、
以下のような体験を一緒に楽しんでみませんか?
• お野菜を育てて食べる
種をまき、毎日水をあげながら育てた野菜を食べる体験は、
時間をかけて得られる喜びを教えてくれます。
• 子どもと一緒に買い物に行き、お料理をする
食材を選び、切ったり混ぜたりといった調理過程を一緒に楽しむことで、
「完成までの時間」や「自分で作る達成感」を味わえます。
• ご飯を食べるときに10秒待ってから食べる
「いただきます」の後に10秒待つだけでも、
待つことへの意識が自然と身につきます。
⭐︎注意すべきポイント⭐︎
ただし、これらの体験を通じて大切にしたいのは、「待たされる」ではなく、「自ら待つ」 という感覚です。
強制的に待たせると、
子どもにとって「待つこと」がただの苦痛になり、
本来の目的を見失ってしまう可能性があります。
そのため、以下の点に気をつけましょう。
1. 子どもが主体的に関わる工夫をする
例えば、野菜を育てる過程で子ども自身に水やりを任せるなど、
自らの行動が結果につながることを感じられる環境を作る。
2. 待つことの楽しさを伝える
ご飯を食べる前の10秒で「今日のご飯の香りを楽しもう!」と声をかけるように、
待つことそのものが楽しい体験になるよう工夫する。
親子で笑顔を増やす第一歩
「待つこと」「時間をかけること」は、子どもにとって非常に大切な学びの機会です。
これを無理なく楽しめる形で生活の中に取り入れることで、我慢や努力の大切さを自然と身につけていくでしょう。
忙しい日々の中でも少しだけ立ち止まって、
子どもと一緒に「時間を味わう」経験を楽しんでみてください。
それが、親子の笑顔を増やす第一歩になりますよ♡
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
大阪府岸和田市土生町
電話番号 : 090-5901-6133
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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