知りたくない?ハーバード母のしつけ法に学ぶ「親が避けるべき3つのこと」|オンライン子育てブログ
2024/12/11
こんにちは、キャンディです!
普段は、保育現場でのエピソードをもとにした育児のヒントをお届けしていますが、今回はちょっと違った視点からお話しします。
今回取り上げるのは、3人の子どもをハーバード大学に導いた母親、シム・ファルギョンさんのしつけ法です。
「どうすれば子どもが自ら考え、行動できるようになるのか?」
親であれば誰もが抱えるこの問いに対して、シムさんの方法にはヒントがたくさん詰まっています。
そして、彼女のしつけ法には「親が避けるべき3つのこと」が明確に表れています。
これらの視点は、私が提唱する『子どものミカタ』のメソッド「3つのしない」(叱らない、褒めない、教えない)にも通じるものです。
今回は、シムさんのエピソードを通して、親が避けるべき3つのことについて考えてみたいと思います。
エピソード1:マクドナルドに行かない罰が教えたこと
ある日、シムさんの長女が嘘をつきました。それに対して、シムさんの夫は「嘘をついた罰として1年間マクドナルドに行かない」というルールを設けました。
一見厳しいようですが、親として一貫した態度を貫き、そのルールを1年間守り通した結果、子どもたちは嘘の重みと行動の責任を学んだのです。
このエピソードが教えてくれるのは、「親が感情的に叱るのを避ける」ことの大切さです。
感情に流されて叱ると、子どもは親の言葉の重みを感じにくくなります。
叱る代わりに、行動の結果を子ども自身に体験させることで、自然に責任感を育むことができます。
エピソード2:お菓子は3人で2袋まで
シムさんの家庭では、お菓子を買うとき、子ども3人に対して2袋だけ購入するというルールがありました。
すると、子どもたちは自然とお互いに譲り合い、時には駆け引きをしながら分け合うことを学びました。
シムさんは、この「不足感」が子どもたちに他者を思いやる力と、努力して手に入れる喜びを教えてくれたと語ります。
ここでのポイントは、「親が何でも与えすぎるのを避ける」ことです。
子どもにとって、欲しいものが簡単に手に入る状況は、感謝や努力の価値を失わせてしまう可能性があります。
あえて不足感を作り出すことで、子どもに学びのチャンスを与えることができます。
エピソード3:早期学習の押し付けをしない
シムさんは、子どもの学びについても「押し付けない」ことを大切にしていました。
たとえば、楽器を始めるときも、最初は知り合いから譲り受けた安価なものを使わせ、子どもが「もっと良いものが欲しい」と言い出すまで待ちました。
このプロセスを通じて、子どもは自分から学びたいという意欲を育て、結果としてより深い学びを得るようになったのです。
ここで注目したいのは、「親が先回りして教えすぎるのを避ける」ことです。
子どもに考える時間や自由を与えないと、自発的な意欲が削がれてしまいます。
子ども自身が「もっと知りたい」「もっとやりたい」と思うきっかけを与えることが大切です。
親が避けるべき3つのこと
シム・ファルギョンさんのしつけ論から学べる、親が避けるべき3つのことをまとめると、次のようになります。
感情的に叱らない | 子どもが行動の結果を自ら体験できるようなルールを設ける |
---|---|
何でも与えすぎない | 子どもに「不足感」を体験させることで、努力や感謝の心を育てる |
先回りして教えない | 子どもに考える時間を与え、自発的な意欲を引き出す |
最後に:子育ては親と子の成長の時間
子どもの成長を支えるために、親が「何をするか」だけでなく、「何をしないか」を考えることはとても重要です。シムさんのエピソードはそのヒントをたくさん与えてくれます。
「親が避けるべき3つのこと」を意識しながら、日々の子育てに活かしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これからも『子どものミカタ』メソッドを通じて、親子の笑顔を引き出すヒントをお届けしていきます。
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子どものミカタ
代表: 井阪 有希
〒596-0825
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電話番号 : 090-5901-6133
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幼稚園教諭5年・保育士20年目
才能クリエイト協会上級コーチ
株式会社マインズ 社員コーチング
コーチング実績は2,000人を超え、現在は、実践練習ができるワークショップも主催
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